東洋医学って何だろう

東洋医学の「胆」って何だろう… 夜驚症・統合失調症からひもとく

胆が虚すことを胆気虚怯という。ぼくが初めてこれを認識 (運用) できたのは、体表観察 (切経) の技術が進んだ10年くらい前のことだった。夜驚症の小学生を治療したときだ…
自分でできる健康法

間食がやめられません

間食がやめられない。どうしたらいいでしょうか…というご質問に答えました。
ご来院の皆様へ

この冬、脾の弱りにご注意を

月曜日 (2013.11.13) くらいから、患者さんに異変が見られ始めた。 右足三里に虚の反応が出ているのである。月・火はちらほら程度だったが、水の休診日をはさみ、木・金は90%以上の患者さんで…
循環器内科

あわや難病…原因はゲーム?

動悸と胸痛、また若年性特発性関節炎(JIA:小児リウマチ;指定難病107)の疑いのある症例を、中医学的に検討する。鍼灸と養生を用いた。養生に関しては、ゲームによる目の使い過ぎの可能性が示唆される。
循環器内科

アトピーを治したらコレステロールも下がった

脂質異常症 (LDLコレステロール高値) の中医学的な症例検討である。鍼灸を用い、また中医学的な養生を行った。もともとアトピー性皮膚炎で、それを治療している内にコレステロールが正常となった。その理由を考察する。
大腸経

手の陽明大腸経《経筋》

手の陽明大腸経、経筋の流注と病証について、図を交えて詳説する。経筋とは、筋肉とほぼ同じと考えてよい。また経絡を治療して筋肉が緩むのは、経筋を緩めていると考えてよい。
ガン

とめられなかったガン… 逆証 (死の証) 鑑別診断の実際

ガンが進行する人は休むのが苦手である。ぼくの父 (享年42歳) 、母 (享年69歳) もそうだった。彼らの死、そして当該患者の死を無駄にしないため、あらゆるガン患者を救い啓蒙するため、本ページをまとめる決意をした。
流注 (部位)

頤 (イ・おとがい)・腮 (サイ・あぎと)・頷 (ガン) とは

《黄帝内経》を読み進めると、頤と頷という言葉が出てくる。どちらも下顎という意味だが、使い分けが分かりづらい。分かりやすく説明する。
自分でできる健康法

大切にするって?…この世のすべてを良くしたい

モノを、ヒトを。妻を、患者さんを。そして世界中の人々を。大切にしたい。大切に思わないものを、良くすることなどできようか。
用語集

宗脈とは…「見える」と「聞こえる」の源

宗脈とは、視覚と聴覚に関わる生理学的な基礎事項です。 にも関わらず、その説明が中医基礎理論にありません。これは、宗脈を形成する元となるところの「宗気」というものが、じつは明確になっていないことによるのではないかと考えます。
膠原病・リウマチ科

リウマチ消失

リウマチの中医学的な症例検討である。鍼灸を用いた。月経や有臭便を機に症状が寛解してゆく様子から考察を行う。
耳鼻咽喉科

メニエール病 (回転性めまい) の症例

めまい (メニエール病) の中医学的な症例検討である。本症例は、表寒裏熱証・脾胃湿熱証・陰虚陽亢証を兼ねたものであると弁証し、鍼灸による施治を行った。
自分でできる健康法

ガンに向き合う…「休む」は生命の根源

大きな病を得たならば、いろんなしがらみから離れて、温かい家の中を懐かしい子宮の中だと思って、まるで胎児のように丸まって、無邪気に何も考えず、いつか子宮口が開く時を楽しみに待つ。それが「休む」ということだと思います。
自分でできる健康法

素直になれない

まっすぐに太陽に向かって伸びる植物。 素直に季節に従い、姿を変える植物。 そこには、良い変化が必ずある。 そうだ、自然は、素直である。 そのなりゆきは肯定的である。
さまざまな病気の原因と治療法

下肢静脈瘤…東洋医学から見た症例の考察

下肢静脈瘤を症例を挙げて中医学的に考察する。青い血管という面から瘀血のみを意識する場合が多いが、さらに高次の病因病理を考察する。
カゼ

カゼと陰火とリンゴとマスク

2023年9月現在、感染症が流行っている。中医学的にみると陰火が多い。陰火とは正気 (生命力の弱り) によって発熱や炎症などを起こす状態である。症例をあげて検討する。
東洋医学って何だろう

画像でみる気の動きと「生きたツボ」

中国伝統医学は「気の医学」である。鍼灸と漢方薬を二本柱とするが、気の医学の真骨頂は鍼灸にある。鍼には気を集めたり散らしたりを、自由に操作する力がある。効くツボには、生きた反応がある。画像とともに詳しく解説したい。
口腔外科

悲しいほど歯が痛い

下歯痛に鍼を用いた症例を中医学的に検討する。右下歯痛の消失とともに、反対側の左鼻孔に吹き出物が現れた。下歯と鼻孔は、《霊枢・経脈》によると、左右で交錯してつながっているが、それと符合する現象が興味深い。
消化器内科 (肝臓科)

腹痛 (おなかの張り) の症例… 原因治療とは

腹満痛の中医学的な症例検討である。食積による脾気滞証と弁証し、鍼灸による施治を行った。本症例おいては、施治を行う前段階、病因病理の説明を行っている最中に症状の消失を見た。
婦人科

陰部がかゆい

カンジダ膣炎が疑われる陰部痛痒感の中医学的な症例検討である。肝経湿熱証と弁証し、論治は百会穴と蠡溝穴に鍼を用いた。
テキストのコピーはできません。