気の弁証

気の弁証

気閉証

邪気が盛んで気機を閉塞する。 気機が逆乱し、九竅をふさぎ清竅をふさぐ。これが気閉の特徴です。脳卒中の発作を表現しますが、痛み、喘息、腸閉塞、虫垂炎、急性膵炎、胆石仙痛、前立腺肥大や前立腺がんの尿閉、尿路結石、大腸がんによる大便不通にも応用できる概念です。
気の弁証

気逆証

気逆証とは “気が上に昇る” …つまり気の逆上のことです。まずは教科書 (中医鑑別診断学) どおりの解説をしていきます。後で私見を交えながら分かりやすく説明します。
気の弁証

気滞証

気滞とは気の滞りです。川の流れで考えましょう。流れは気の推動作用です。この流れが土砂でせき止められ、うまく流れない状態を気滞と言います。 実証です。 “初病在気” (病は気から) といわれるように、病気の初期に見られます。
気の弁証

気脱証

気脱とは、気が脱せんとする状態を示す中医学用語です。本当に気が脱すれば死に至る危証です。詳しく説明します。
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気陥証

気陥証とは、気虚に内臓下垂を伴うものです。中気下陥とも言います。虚証です。内臓下垂はなくとも、内臓墜脹感があれば、気陥証といえます。 墜脹感とは、内臓が下る感じを伴う不快な張りのことです。
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気虚証

気虚証の大雑把な概念とは、しんどそうで元気がない状態です。体を動かすと症状が悪化します。お風呂に入っても症状が悪化します。体力に負荷がかかったときに悪化します。虚証に属します。寒証は不明瞭です。
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