実際の治療例

泌尿器科・腎臓内科

ネフローゼ症候群の症例

ネフローゼ症候群とは、腎臓の炎症による蛋白尿・むくみを主症状とし、人工透析にいたるリスクがある「指定難病」である。症例として、尿蛋白4.52g/日が0.78g/日に下降したものを挙げつつ、東洋医学的な「表証」との関係について考察する。
整形外科

坐骨神経痛… 喜びすぎず悲しみすぎず

痛みの原因には、物理的要因・環境的要因 (寒さ・湿気など) ・心理的要因などが挙げられる。この内、心理的要因によって誘発された坐骨神経痛についての症例を検討する。中医学的に原因を求め、鍼灸によってこれにアプローチした。
泌尿器科・腎臓内科

血尿の症例

血尿は、中医学においては「血証」と呼ばれる。多くは「営血分」と呼ばれるところに邪熱が迫ったり侵入したりすることで出血する。本症例では出血が治まる過程で褐色尿と経血の大きな塊が見られた。中医学的な解説を試みたい。
心療内科・精神科

ストレス ✕ 〇〇 = 幸せ

心身一如。これが東洋医学の基本である。体を見て心を読み解く。心を見て体を読み解く。互いが互いを助け合う陰陽。その陰と陽である「こころ」と「からだ」に共鳴できれば、動くはずのないものがその場で動くこともある。
整形外科

ストレスと滑液包炎… たった1mmの成長こそが「健康」

鍼灸の症例報告である。肝気鬱結 (ストレス状態) から邪熱と水邪を生じ、気機を阻遏して足関節滑液包炎による痛みを生じた。ほんの少しの言葉かけと百会の鍼によって、肝鬱が解決の方向に動く機序と、心と体の相関性について考察する。
皮膚科・アレルギー科

乳児アトピーの症例

乳児のアトピー、鍼による施術、で約3ヶ月の施術期間、18回の施術日数で略治となった症例である。中医学の診断に基づく見立てと治療方法を解説する。緩解する様子は画像によって分りやすい。
心療内科・精神科

早く寝なさい!

「早寝早起き」について、東洋医学的に考察する。《黄帝内経・靈枢・營衛生會》に言及がある。症例を添えつつ、《靈枢》の記載に基づいて説明する。ポイントは子の刻 (23時〜1時) である。
消化器内科 (肝臓科)

腹痛… 決断は「胆」

東洋医学で言う「胆」は「中正の官」であり、「決断」に関与するとされる。ここから、胆に関わる穴処を改善することは、決断を強化することにつながるという考え方ができる。この考え方を、ストレス性の疾患に応用し、改善が見られた臨床例を紹介する。
婦人科

瘀血と痛み… 越えられない壁はない

40代前半。女性。 おとといから生理がはじまったが、ごく少量しかない。 ▶瘀血が残る 診察すると、三陰交に実の反応がある。生理が始まれば虚になるのが通常である。生理はダムの放流のようなもので、生理前は満タン...
動物科

猫の白内障

3か月ほど前に、猫が家に迷い込んできた。ハムスター?と思うくらい小さい。このままでは死んでしまいそうなので、家に入れてあげた。体重は300gすこし。クーラーの室外機の下に隠れていたので、クーと名付けた。 やぎミルクを混ぜたキャットフ...
小児科

発達障害 (グレーゾーン) の芽

1歳10か月。女児。 症状機嫌が悪くなると泣き止まない。お菓子を与えると泣き止む。半年前から。 治療左脾兪に金製古代鍼で補法。左行間に銀製古代鍼で瀉法。その他、母親に子供との接し方について指導する。治療はこの一回のみ。 ...
泌尿器科・腎臓内科

膀胱炎 (80才) 10分で完治?

中医学的な膀胱炎の病理を、鍼灸の臨床例のなかで説明する。膀胱炎は中医学では「淋疾」と呼ばれる。「膀胱」に熱がこもることが基本的な病理である。この熱は、心肝邪熱・脾胃湿熱が主なソースとなる。ソースを経つことで改善をねらう。
神経内科

パーキンソン病…中断患者からの電話

「先生に取り次いでほしい」 ある中断患者 (74歳・男性) からお電話があった。 パーキンソン病。治療は5回のみ。非常に素直に、こちらの言うことに耳を傾ける方だった。保険が使えないか熱心に質問してこられ、同意書が必要だ...
カゼ

カゼが治らない (慢性風邪)

東洋医学的に見た、慢性カゼの症例検討である。表証という概念を用いて外邪を除去し、正気という概念を用いて脾虚を改善し生命力を増強する。
膠原病・リウマチ科

リウマチの完治例

CRPが正常値となり、医師から完治と告げられた症例。 主訴 70歳。女性。初診 2018年9月6日 リウマチによる痛み。両手・両手関節・両肩関節・左膝関節。特に左手指の第2・3・4指のこわばり・痛みが強い。薬を飲んでいる...
耳鼻咽喉科

鼻閉と呼吸、そして衝脈

40代前半。女性。 パニック障害。 「ノドが気持ち悪くて、夜になったらひどくなるんです。」 「なんでやろ。なんか思い当たるふしは? 」 「夫が泊まりで仕事に行っているんです。そんなことめったにないんですけど…」 ...
耳鼻咽喉科

蓄膿…湿熱による鼻閉

蓄膿…湿熱による鼻閉tikuno耳鼻咽喉科 31歳男性。 「8歳から花粉症で、28歳で蓄膿と言われました。」 つらそうな鼻声。 「ふくらはぎが重くてだるいんです。」 「ふくらはぎが重いのも、鼻が出たり詰まった...
耳鼻咽喉科

めまいと陽亢

「今朝、起きたときに眩暈がしたんです。今は何ともないんですけど…。」 こういうのは、また朝になると めまいを起こす可能性がある。朝は一番 体が楽でないといけない。睡眠で体を休めた直後だからだ。いま、なんともないのは、興奮状態で症状を...
婦人科

月経前緊張症 (PMS) と目

生理の度に悪化する。とくに生理の後半の方が、体調が悪くなっていた患者さんである。 生理前や生理前半で体調が悪化する場合は、正気 (体力) も邪気 (体力を邪するもの) も強いことを意味する。しかし、生理後半で体調が悪化する場合は、生...
総合診療科

足の冷えと痰湿… “治未病” のフェーズ

60歳。男性。健康管理のために定期的に来院されている。 年明けの1月7日。 いつものように、まずは体の診察から。 何から診るかというと、4日の診療開始日から、みんな同じように出ている “あの反応” からだ。うん、やっぱり...
心療内科・精神科

ストレスによる食欲不振… ごはんと息の通り道

予約の日はまだ先だが、当日電話があって急きょ来院。何かあったかな。 まず望診する。顔面の気色が全面で沈んでいる。強度の疲れがあることを示唆する。舌をみる。白膩苔。いつもより明らかに分厚い。 日数的にもう生理直前だ。しかし三陰交...
消化器内科 (肝臓科)

子供の胃食道逆流症

6歳。女の子。定期的に診ている。12月のある日の臨床。 いつものように、目視で診察する。子供の場合は望診で行うことが多い。たまに確認のために手で触れて診ることもある。 四診とは…望診・聞診・問診・切診 をご参考に。 ...
整形外科

寒邪による腰痛

12月上旬。一旦寒くなっていたのに、最近、調子はずれに温かい。そんなある日の臨床である。 60代、女性。 問診はせずに、まずは望診・脈診・腹診。 四診とは…望診・聞診・問診・切診 をご参考に。 お腹を診ていると...
消化器内科 (肝臓科)

腹痛… 望診の “その上”

11月に入ったばかり。秋も深まる休日の夕刻。 携帯の家族割で、僕も同行しないといけないらしい。よって妻と長女と3人で携帯ショップに。 3人とも運転免許証を持っているが、何のはずみか僕が運転することに。 (普段は助手席が僕の指定...
ガン

ガンとともに

「はい、舌みせて。…はい、いいですよ。舌の色がいいですね。悪いときは白くなってるんやけど、ちゃんと赤みがあります。まあ、上手に生活しておられるのかな? 調子は?」 「うん、いいですよ。」 体調がいいので、最近、内職を始めた。チ...
口腔外科

口臭、その場で消失

男性。70代。2021年11月30日 9:50 心筋梗塞があり、当院で大幅に改善。その後も週に一度のペースで悪化予防と健康維持のために来院しておられる。 この日も主訴は特になし。 ただし、脈を診ていると鼻から漏れる呼気が...
消化器内科 (肝臓科)

腸閉塞と目

二千年も前の書物である《黄帝内経》には、目の使いすぎは血を消耗すると記されている。現代ほど目を目を酷使する時代はないと思われるが、古代中国においてすでに着目していたのである。これからの研究課題として、非常に面白いと思う。症例を提示する。
循環器内科

胸痛とたべもの

79歳。女性。 「先生、昨日の夕方4時ごろ、胸が苦しくなったんです。寝て今朝になったら無くなっていたんですけど、ここに来る途中 (午前9時ごろ) にまた、苦しくなって、今も苦しいんです。」 久しぶりの再発である。原因として思い...
循環器内科

胸痛と湿邪

定期的に診ている患者さんである。PMSがひどく、外出するたびに体調を崩していたが、生理での悪化はほぼなくなり、かなり体力がついてきている。 問診する前にいつもどおり、まずは望診・脈診・腹診・切診。 5月16日から梅雨入...
消化器内科 (肝臓科)

赤ちゃんの便秘

生後5ヶ月。女の子。 ✕✕年1月5日初診。 初診 1/5 10日間、便通がない。生後まもなくから、こういうことがよくある。そのたびに綿棒で浣腸する。 他の機関では、「この子のペースなので心配ない」と指導された。 ...
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