実際の治療例

小児科

生後1ヶ月の鍼治療 (便秘・湿疹)

生後1ヶ月の乳児の中医学的症例である。便秘と脂漏性湿疹に対して鍉鍼 (ていしん) で施術を行った。鍉鍼の手技は、鍼を触れることなく、かざすのみで行った。
循環器内科

あわや難病…原因はゲーム?

動悸と胸痛、また若年性特発性関節炎(JIA:小児リウマチ;指定難病107)の疑いのある症例を、中医学的に検討する。鍼灸と養生を用いた。養生に関しては、ゲームによる目の使い過ぎの可能性が示唆される。
循環器内科

アトピーを治したらコレステロールも下がった

脂質異常症 (LDLコレステロール高値) の中医学的な症例検討である。鍼灸を用い、また中医学的な養生を行った。もともとアトピー性皮膚炎で、それを治療している内にコレステロールが正常となった。その理由を考察する。
膠原病・リウマチ科

リウマチ消失

リウマチの中医学的な症例検討である。鍼灸を用いた。月経や有臭便を機に症状が寛解してゆく様子から考察を行う。
耳鼻咽喉科

メニエール病 (回転性めまい) の症例

めまい (メニエール病) の中医学的な症例検討である。本症例は、表寒裏熱証・脾胃湿熱証・陰虚陽亢証を兼ねたものであると弁証し、鍼灸による施治を行った。
カゼ

カゼと陰火とリンゴとマスク

2023年9月現在、感染症が流行っている。中医学的にみると陰火が多い。陰火とは正気 (生命力の弱り) によって発熱や炎症などを起こす状態である。症例をあげて検討する。
口腔外科

悲しいほど歯が痛い

下歯痛に鍼を用いた症例を中医学的に検討する。右下歯痛の消失とともに、反対側の左鼻孔に吹き出物が現れた。下歯と鼻孔は、《霊枢・経脈》によると、左右で交錯してつながっているが、それと符合する現象が興味深い。
消化器内科 (肝臓科)

腹痛 (おなかの張り) の症例… 原因治療とは

腹満痛の中医学的な症例検討である。食積による脾気滞証と弁証し、鍼灸による施治を行った。本症例おいては、施治を行う前段階、病因病理の説明を行っている最中に症状の消失を見た。
婦人科

陰部がかゆい

カンジダ膣炎が疑われる陰部痛痒感の中医学的な症例検討である。肝経湿熱証と弁証し、論治は百会穴と蠡溝穴に鍼を用いた。
出血

出血… 指定難病227;オスラー病の症例

オスラー病の鍼灸による症例報告である。オスラー病とは、指定難病227、出血を主とする。遺伝子異常による難病である。本症例は数回の通院で出血がほぼ消失したのであるが。その理由について考察する。
心療内科・精神科

パニック障害の発作

パニック障害の発作期における中医学的な症例検討である。鍼灸を用いて施術を行った。
心療内科・精神科

幻覚・幻聴… 統合失調症の症例

統合失調症の幻覚・幻聴に対する中医学的治療について考察する。
眼科

まぶしくて目が開けられない (T_T)

急性の羞明 (しゅうめい) の症例を、中医学の視点から検討する。虹彩炎・ドライアイなどが疑われる症状である。
循環器内科

起立性調節障害 (不登校) の症例

起立性調節障害における症例検討である。中医学に基づいた鍼灸によって行った。
整形外科

変形性股関節症の症例… この原因はレントゲンに映らない

変形性股関節症の中医学的な症例検討である。本症例は、肝鬱気滞証・気実血虚証・表寒証を兼ねたものである弁証し、鍼灸による施治を行った。肝鬱の原因が除去されると、即座に症状の緩解を見た。
神経内科

前額痛と甘いもの… 完璧は✕、できるだけが〇

前額痛の中医学的アプローチ (鍼灸) による症例を検討する。
小児科

脳性麻痺様の一症例

原因不明、脳性麻痺様の症例を中医学に基づいて治療したものを報告する。脳性麻痺の状態に似ており、運動発達・知的発達の遅れがある。 ただし、脳性麻痺の特徴である筋肉の強張りはない。逆にだらんとしている。
消化器内科 (肝臓科)

食欲不振の症例

原因不明の食欲不振症の症例である。ケトン体の増加により、仕事が出来ないほどになるまで悪化を見たが、鍼灸治療とともに、無理に食べる行為を避けることで、職場復帰が出来た。詳しい治療経過を挙げる。
神経内科

パーキンソン病… 愛は無限に広がる

終末期におけるパーキンソン病の嚥下困難が、配偶者のある行動によって改善を見た1症例について検討する。
ガン

冷えとガン

皮膚がんの一種である有棘細胞がんは、巨大化すると膿を排出し悪臭を伴うことがある。これに対して、中医学に基づいた鍼治療を行い、一度の施術で悪臭の激減を見た症例を検討する。
耳鼻咽喉科

花粉症の症例

花粉症の症例検討である。花粉をされることも必要だが、花粉に反応しにくい体を作ることをも重視する。
小児科

発達障害 (グレーゾーン) の芽 —その2—

男児の症例である。ずっと部屋に閉じこもって、壁を殴ったり、暴れたりしていたが、母親に “子供は預かりものである” というアドバイスを与えると、まもなく問題の行動は見られなくなり、素直になった。
ガン

20年診続けた患者さん

ガンが発覚する直前というのは無症状であることが多い。これを思えば症状がないからといって安心してはならない。症状の有無を超越し、体に問題がないかを見抜く技術が必要だ。これがなければ、患者さんは本当に安心して体を預けることができない。
総合診療科

悪化直前の脈

「治未病」…いまだ病まざるを治す。これは中国伝統医学の基幹となる部分である。脈診において、私個人の臨床経験から得られた「治未病」の一つの体現を紹介する。
心療内科・精神科

不安障害

病気の症状は「他人」と同じ。だからコントロールしにくい。 病気の原因 (生活習慣) は「自分」と同じ。だからコントロールしやすい。 他人の目を気にせず、自分に目を向けることの大切さは、 他人を変えようとせず、自分を変えようとすることに等しい。
カゼ

新型コロナ後遺症の症例

新型コロナ感染症の後遺症の症例を中医学的に検討する。本症例では、発熱が癒えてなお、表証が認められた。表証を除去することで、後遺症と考えられる上肢の震えと痛みの速やかな回復が認められたと考えられる。
ガン

乳がんの症例

中医学 (鍼灸) による乳ガンの症例検討である。
皮膚科・アレルギー科

乾癬の症例

鍼灸による乾癬の症例報告である。中医学的な乾癬の病因病理を、画像とともに考察する。また用いた経穴を列挙し、使用した目的を明らかにする。本症例の治療期間は3ヶ月弱である。 3ヶ月で人体の組織はほとんど入れ替わるというが、まさにその通りである。
口腔外科

顎関節症

顎関節症の鍼灸による症例検討です。一流大学を目指す受験生の、受験間際の顎関節症です。スプーンが入らないほど口が開かない。一度の治療の一本の鍼で消失しています。意外な原因について考察します。
泌尿器科・腎臓内科

むくみ… 指定難病222;ネフローゼ症候群の症例

ネフローゼ症候群とは、指定難病222である。腎臓の炎症による蛋白尿・むくみを主症状とし、人工透析にいたるリスクがある。症例として、尿蛋白4.52g/日が0.78g/日に下降したものを挙げつつ、東洋医学的な「表証」との関係について考察する。
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