実際の治療例

神経内科

手のふるえ…40年来の振戦がその場で止まった鹿児島の患者さんの記録

手の振戦の中医学的な症例検討である。なぜこういう病気になったのか、そうならなくするにはどうしたらいいのか。詳しく説明している途中に、振戦が止まった。その理由を中医学的に説明する。
出血

いますぐ止血を! …娘が歯を抜いてきた (出血🩸)

抜歯直後の出血が止まらないものに対しての中医学的アプローチについて検討する。
ガン

腺様嚢胞ガンの症例

ドラマがあった。鼻のガンである。頭蓋骨 (脳) や眼窩 (視神経) への浸潤が懸念される。まさに診察している最中、大量に血を吐いたのである。
腎臓内科・泌尿器科

安心によって腎機能が(eGFR8→18に)上がったなどという世迷言

2年弱をかけて、eGFR8から18まで腎機能が回復し、人工透析を回避した症例を検討する。中医学的手法で治療を行った。
出血

肉離れと皮膚乾燥…エコーに映じた “瘀血” という原因 

皮膚の乾燥と痒みの症例である。中医学的に検討する。原因は、スポーツ中の肉離れによる内出血 (瘀血) であるとする中医学独自の見解について解説する。
眼科

失明の患者さんのその後…さらに視野拡大、中性脂肪2ヶ月で300下降

中心暗点は、さらに上方に退き、だんだん透明になってきた。と同時に、中性脂肪が300も下がった。いずれも痰湿のなす技、いずれも百会一本鍼で起こった結果である。
腎臓内科・泌尿器科

人工透析10年無尿、にもかかわらずカリウム・尿素・リン自力排泄という奇跡

10年前から人工透析を受けており、無尿である。そんな慢性腎臓病の症例を中医学的に検討する。
腎臓内科・泌尿器科

ノド痛とネフローゼ症候群… 北海道から通院する患者さんの記録

ネフローゼ症候群の経過中に見られた舌診の変化について検討する。
腎臓内科・泌尿器科

尿管結石… 激痛にもだえる急患に対処せよ

診療開始早々、電話が鳴った。急患である。腹痛と嘔吐が激しい。今朝から突然である。早く見てあげたいが分刻みの診療である。よって12時に来院をお願いした。ところが10時ごろまた電話があり、救急車で病院に向かったという。よってこの日の診察はなくな...
感染症

皮膚感染症 (カポジ水痘様発疹症) の症例… 感染症はピンチでチャンス

カポジ水痘様発疹症の症例検討である。中医学的に分析を行った。
循環器内科・呼吸器内科

胸が苦しい…心か肺かを見定める

中医学的な症例検討である。胸の苦しさと動悸という問診よりも切経を重視し、心ではなく肺を病位として弁証した。問診で絞り込み確定は検査をしてからとする西洋医学同様、東洋医学においても確定は「切経」によるべきである。
整形外科

オーストラリアから鍼灸師が来た。

真の医療の担い手として、海を越えた世界で活躍して欲しい。その願いが、同志を相手にふつふつと湧いてくる。あれも話しておきたい、これも言いたい。
出血

内出血の症例

内出血は様々な病気の兆候となりうる。初期の段階で正常化ができればそれに越したことはない。鍼灸を用いた中医学的な症例検討を交えて考察する。
心療内科・精神科

適応障害… 人事を尽くして天命を待つ

適応障害初期症状の症例検討である。
眼科

失明して40年の目が、たった一本の鍼で ! ?

タチの悪い詐欺広告のようなタイトルだが辛抱して読んでいただきたい。内容は至って真面目な症例検討である。中医学のアプローチ (鍼) によって、中心暗点が移動し、左目が見えるようになった。
皮膚科・アレルギー科

帯状疱疹 (ヘルペス) の症例

そうだ。これはヘルペス (帯状疱疹) だ。この赤さ、隆起、そして肋間神経の走行に沿う、左右片側のみに出る。特徴が揃っている。
ガン

嘘だけはいけない… 大切なお二人の死をもって

そんなに大した事ないだろう。ウソなんて誰でもついたことあるし、ついたからってどうこうなるものでもない。ぼくも昔はそう思っていた。しかし、今はそうは思えない。ウソだけはいけない。臨床体験からくる確信である。
皮膚科・アレルギー科

皮膚炎… ホテル宿泊、短期集中で期待にこたえよ

皮膚炎の中医学的症例検討である。鍼を用いた。夜間のかゆさを営血蘊熱によるものと弁証した。画像添付。
整形外科

肩凝りの治し方

肩凝りの症例検討である。中医学的に痰湿が問題であると弁証し、鍼のみで施治を行った。
皮膚科・アレルギー科

オデキが痛くて歩けない…原因は夫婦仲?

足底に生じたオデキについて、中医学的手法で症例検討を試みる。触れると痛いので歩くのが困難であったが、即座に痛みが除去され歩行が容易になった原因を考察する。
整形外科

ギックリ腰 (急性腰痛) の治し方

中医学的に、ギックリ腰は胆経の経絡経筋異常であると考える。その診断基準として、足少陽胆経の竅陰穴の反応を挙げる。症例とともに考察する。
消化器内科 (肝臓科)

胆石発作… 七転八倒の激痛を回避せよ

胆石疝痛の症例検討である。10時間におよぶ疝痛発作を回避すべく、鍼と養生指導を行った。結果として50日を過ぎた今も、一度も発作を起こしていない。
循環器内科・呼吸器内科

休日ごとに熱が出る… ついでに狭心症様の発作も消失した症例

ホッとするとしんどくなる。週末になると症状が出る。事が一段落すると痛みが出る。そんな場合がある。どうしてだろう。症例を挙げて考察してみよう。
出血

血尿 (尿路出血) … 東洋医学的診断が西洋医学的診断を上回った症例

ナットクラッカー症候群の中医学的症例報告である。中医学独自の診断によって鍼灸を行った。1年7ヶ月の間、排尿のたびに見られた血尿が、ある日を境にピタリと止まる。
耳鼻咽喉科

頭位性めまい、その場で消失

頭位性めまいの中医学的な症例検討である。激しく回転する本症のめまいが、言葉かけと一本の鍼のみで、その場で消失した。その理由について考察する。
ガン

ガンと愚痴… 悪性リンパ腫が完全寛解を見た症例

悪性リンパ腫、中医学的な症例検討である。心因性の病因は未知の部分が多いが、歴史的に中医学は2000年も前からこの病因に着目してきた。それを応用した症例と言える。
整形外科

右膝が伸びない

膝関節痛の症例検討である。中医学的に診断を行い、治療は鍼を用いた。7診で痛みは消失し、膝が曲がったまま伸びない拘縮状態も消失した。
整形外科

坐骨神経痛が二人同時に良くなった理由

坐骨神経痛の中医学的な症例検討である。慢性化した坐骨神経痛が、ある養生指導で緩解した。結果としての痛みを取ろうとするのではなく、原因を取ろうとすることの大切さを思わせる症例である。
整形外科

長期邪気スコア…自分を知れば生命力が強くなる (変形性膝関節症の症例から)

痰湿や邪熱など、生命力を邪魔するものを邪気というが、これを数値化することが必要である。さらにそれら邪気が短期的に形成されたか長期的に形成されたかを、分けて考える必要がある。
口腔外科

歯痛の症例… 歯は体調と関係ないというのは本当か?

歯痛の中医学的な症例である。鍼灸を用いた。当該患者の長女が早産で出産した直後に歯痛を発症したが、この精神的負担が関わるか否かを中心とした考察である。
心療内科・精神科

パニック障害の発作… 1日に2回治療する

パニック障害の中医学的な症例検討である。鍼灸を用いた。今まさに発作を起こしている状態で、いかに弁証論治を行うか。問診よりも望診や切診が有力な情報となる。
整形外科

変形性股関節症の症例

変形性股関節症の中医学的症例検討である。鍼灸を用いた。65歳。女性。37歳のときに突然右股関節に激痛、歩行困難となり、変形性股関節症と診断を受けた。
ガン

ガンとの “勝負”

普通に「やめなさい」といって、やめられるくらいならガンにもならない。ここは勝負所なのである。当該患者の一生を左右するような分岐点であると、そう見て取ったのである。だから、勝負しかない。
膠原病・リウマチ科

右手首の痛み…風と気圧と雨天前とリウマチ

リウマチの症例検討である。気圧変化と痛みの関係について、中医学的に考察する。
腎臓内科・泌尿器科

慢性腎臓病…87歳で腎機能回復、クレアチニンがケタ違いの減少 (eGFR11→16) を見た症例

失われた腎臓機能は元に戻らないので、 (慢性腎臓病の) 治療の目的は「進行を食い止め、遅らせる」「症状の改善」となります。…この悲観的な常識をくつがえすかもしれない症例を検討する。
消化器内科 (肝臓科)

胆石と便秘とイライラ… 気の通り道を押し開け

胆泥の中医学的な症例報告である。方法は鍼灸を用いた。便秘の寛解とともに胆泥も消失した。
神経内科

コメカミの痛み…やっぱり食べすぎてしまうんです

コメカミの痛みの症例検討である。中医学を元にした鍼灸を用いた。中医学は病因病理を重視する。本症例での病因は「食べ過ぎ」にあった。
心療内科・精神科

怒りが即座にスッキリした理由

中医学は心と体を別物として考えない。その症例として、怒りに打ち震える人が、次の瞬間「先生、なんかスッキリしました…」と漏らされたものを検討したい。
総合診療科

フラフラで動けない…大きな陰と陽を得る

陰陽は生命力そのものである。生命力を得ようとするならば、大宇宙からの大きな陰陽を得るべきである。大きな陰陽を得るための方法の一つがこれである。
神経内科

認知症予備軍 (軽度認知障害;MCI) の症例… 素直に信じるという奇跡

軽度認知障害 (MCI) の症例である。中医学的に診察し、百会穴に鍼を用いて施術を行ったところ、2週間で改善を見た症例を検討する。
消化器内科 (肝臓科)

数値の乱高下…「僕には分かりません 」✕ 6

人体をモノとして扱えば、モノとしての反応しか起こらない。つまり奇跡は起きない。人体をヒトとして扱えば、ヒトとしての反応が起こる。奇跡を起こせるのは、モノではない。ヒトである。
耳鼻咽喉科

めまいと嘔吐… 恵方巻きとデトックス

メニエール病の症例検討である。中医学的に診立て、百会穴に鍼 (古代鍼) を用いた。痰湿を除去することを主眼とする。その場で嘔吐が止まり、一時間後にはめまいが消失した。
整形外科

足が痛くて歩けない… 症状は成長のもと

ふつうなら、足が痛くて歩けないならば、足をくじいたとかの物理的要因を考えるだろう。それが無ければ腰から来ているのかなとか整形外科的要因を考える。だが、心理的要因が関わることもあり、本症例はその一例である。
消化器内科 (肝臓科)

食あたり、あざやかに回避!

食あたりに効くと言われるツボ、裏内庭についてです。ツボというものは本当に応用無限です。
腎臓内科・泌尿器科

むくみと無尿 (腎不全) 、10日で治癒

急性腎不全である。だが実は、表証を取ったに過ぎない。たったそれだけで、尿が出始め、むくみが取れたのである。簡単な病気も難しい病気もない。同じように診立てて治療する。それが東洋医学というものである。
整形外科

脊椎圧迫骨折と「押入れ」…骨粗鬆症の隠れた原因

圧迫骨折は安静にしていれば治る。要は、なぜ骨折が起こったかである。骨 (内側) を強くする力は求心力である。筋肉 (外側) を強く働かせるのは遠心力である。遠心力が強すぎて求心力が持たない。症例を出して考察する。
総合診療科

体の芯から冷えるんです → 体がポカポカします

冷えの中医学的な症例検討である。鍼をもちいた。
腎臓内科・泌尿器科

腎臓の難病 (ネフローゼ症候群;指定難病222) … やはり、奇跡は起こる

ネフローゼ症候群の中医学的な症例検討である。ステロイドが効かない巣状分節性糸球体硬化症において、数値の激減を見た症例を考察する。
腎臓内科・泌尿器科

腎臓の難病 (ネフローゼ症候群) … その後、何が起こったか

たった一度の鍼治療 (一本鍼) で、尿タンパク4.52が、0.78に下がった症例をかつて紹介した。指定難病のネフローゼ症候群である。あまりの下がり方に検査ミスも考えられたが、その患者さんが、約1年ぶりに来院され、その後の経過が判明した。やはり検査ミスではなかったのである。
眼科

斜視と “ラムネー! ”

斜視の中医学的な症例検討である。鍼灸などを用いた。中医学から見た病因病理を展開する。
小児科

生後1ヶ月の鍼治療 (便秘・湿疹)

生後1ヶ月の乳児の中医学的症例である。便秘と脂漏性湿疹に対して鍉鍼 (ていしん) で施術を行った。鍉鍼の手技は、鍼を触れることなく、かざすのみで行った。
循環器内科・呼吸器内科

あわや難病… 原因はゲーム?

動悸と胸痛、また若年性特発性関節炎(JIA:小児リウマチ;指定難病107)の疑いのある症例を、中医学的に検討する。鍼灸と養生を用いた。養生に関しては、ゲームによる目の使い過ぎの可能性が示唆される。
循環器内科・呼吸器内科

アトピーを治したらコレステロールも下がった

脂質異常症 (LDLコレステロール高値) の中医学的な症例検討である。鍼灸を用い、また中医学的な養生を行った。もともとアトピー性皮膚炎で、それを治療している内にコレステロールが正常となった。その理由を考察する。
ガン

とめられなかったガン… 逆証 (死の証) 鑑別診断の実際

ガンが進行する人は休むのが苦手である。ぼくの父 (享年42歳) 、母 (享年69歳) もそうだった。彼らの死、そして当該患者の死を無駄にしないため、あらゆるガン患者を救い啓蒙するため、本ページをまとめる決意をした。
膠原病・リウマチ科

リウマチ消失

リウマチの中医学的な症例検討である。鍼灸を用いた。月経や有臭便を機に症状が寛解してゆく様子から考察を行う。
耳鼻咽喉科

メニエール病 (回転性めまい) の症例

めまい (メニエール病) の中医学的な症例検討である。本症例は、表寒裏熱証・脾胃湿熱証・陰虚陽亢証を兼ねたものであると弁証し、鍼灸による施治を行った。
カゼ

カゼと陰火とリンゴとマスク

2023年9月現在、感染症が流行っている。中医学的にみると陰火が多い。陰火とは正気 (生命力の弱り) によって発熱や炎症などを起こす状態である。症例をあげて検討する。
口腔外科

悲しいほど歯が痛い

下歯痛に鍼を用いた症例を中医学的に検討する。右下歯痛の消失とともに、反対側の左鼻孔に吹き出物が現れた。下歯と鼻孔は、《霊枢・経脈》によると、左右で交錯してつながっているが、それと符合する現象が興味深い。
消化器内科 (肝臓科)

腹痛 (おなかの張り) の症例… 原因療法とは

腹満痛の中医学的な症例検討である。食積による脾気滞証と弁証し、鍼灸による施治を行った。本症例おいては、施治を行う前段階、病因病理の説明を行っている最中に症状の消失を見た。
婦人科

陰部がかゆい

カンジダ膣炎が疑われる陰部痛痒感の中医学的な症例検討である。肝経湿熱証と弁証し、論治は百会穴と蠡溝穴に鍼を用いた。
出血

出血… 指定難病227;オスラー病の症例

オスラー病の鍼灸による症例報告である。オスラー病とは、指定難病227、出血を主とする。遺伝子異常による難病である。本症例は数回の通院で出血がほぼ消失したのであるが。その理由について考察する。
心療内科・精神科

パニック障害の発作

パニック障害の発作期における中医学的な症例検討である。鍼灸を用いて施術を行った。
心療内科・精神科

幻覚・幻聴… 統合失調症の症例

統合失調症の幻覚・幻聴に対する中医学的治療について考察する。
眼科

まぶしくて目が開けられない (T_T)

急性の羞明 (しゅうめい) の症例を、中医学の視点から検討する。虹彩炎・ドライアイなどが疑われる症状である。
循環器内科・呼吸器内科

起立性調節障害 (不登校) の症例

起立性調節障害における症例検討である。中医学に基づいた鍼灸によって行った。
整形外科

変形性股関節症の症例… この原因はレントゲンに映らない

変形性股関節症の中医学的な症例検討である。本症例は、肝鬱気滞証・気実血虚証・表寒証を兼ねたものである弁証し、鍼灸による施治を行った。肝鬱の原因が除去されると、即座に症状の緩解を見た。
神経内科

前額痛と甘いもの… 完璧は✕、できるだけが〇

前額痛の中医学的アプローチ (鍼灸) による症例を検討する。
小児科

脳性麻痺様の一症例

原因不明、脳性麻痺様の症例を中医学に基づいて治療したものを報告する。脳性麻痺の状態に似ており、運動発達・知的発達の遅れがある。ただし、脳性麻痺の特徴である筋肉の強張りはない。逆にだらんとしている。
消化器内科 (肝臓科)

食欲不振の症例

原因不明の食欲不振症の症例である。ケトン体の増加により、仕事が出来ないほどになるまで悪化を見たが、鍼灸治療とともに、無理に食べる行為を避けることで、職場復帰が出来た。詳しい治療経過を挙げる。
神経内科

パーキンソン病… 愛は無限に広がる

終末期におけるパーキンソン病の嚥下困難が、配偶者のある行動によって改善を見た1症例について検討する。
ガン

冷えとガン

皮膚がんの一種である有棘細胞がんは、巨大化すると膿を排出し悪臭を伴うことがある。これに対して、中医学に基づいた鍼治療を行い、一度の施術で悪臭の激減を見た症例を検討する。
耳鼻咽喉科

花粉症の症例

花粉症の症例検討である。花粉をされることも必要だが、花粉に反応しにくい体を作ることをも重視する。
小児科

発達障害 (グレーゾーン) の芽 —その2—

男児の症例である。ずっと部屋に閉じこもって、壁を殴ったり、暴れたりしていたが、母親に “子供は預かりものである” というアドバイスを与えると、まもなく問題の行動は見られなくなり、素直になった。
ガン

20年診続けた患者さん

ガンが発覚する直前というのは無症状であることが多い。これを思えば症状がないからといって安心してはならない。症状の有無を超越し、体に問題がないかを見抜く技術が必要だ。これがなければ、患者さんは本当に安心して体を預けることができない。
総合診療科

悪化直前の脈

「治未病」…いまだ病まざるを治す。これは中国伝統医学の基幹となる部分である。脈診において、私個人の臨床経験から得られた「治未病」の一つの体現を紹介する。
心療内科・精神科

不安障害

病気の症状は「他人」と同じ。だからコントロールしにくい。病気の原因 (生活習慣) は「自分」と同じ。だからコントロールしやすい。他人の目を気にせず、自分に目を向けることの大切さは、他人を変えようとせず、自分を変えようとすることに等しい。
カゼ

新型コロナ後遺症の症例

新型コロナ感染症の後遺症の症例を中医学的に検討する。本症例では、発熱が癒えてなお、表証が認められた。表証を除去することで、後遺症と考えられる上肢の震えと痛みの速やかな回復が認められたと考えられる。
ガン

乳ガンの症例

中医学 (鍼灸) による乳ガンの症例検討である。
皮膚科・アレルギー科

乾癬の症例

20年来の乾癬、プレドニンを10mg服用し続ける状態で来院され、鍼灸治療期間は3ヶ月弱である。経過中にプレドニンを5mgまで減らしたが、悪化することなく略治となった。黒ずんで見えるのはメラニンである。
口腔外科

顎関節症

顎関節症の鍼灸による症例検討です。一流大学を目指す受験生の、受験間際の顎関節症です。スプーンが入らないほど口が開かない。一度の治療の一本の鍼で消失しています。意外な原因について考察します。
腎臓内科・泌尿器科

むくみ… 指定難病222;ネフローゼ症候群の症例

ネフローゼ症候群 (指定難病222) とは、腎臓の炎症による蛋白尿・むくみを主症状とし、人工透析にいたるリスクがある腎臓の病気である。症例として、尿蛋白4.52g/日が0.78g/日に下降したものを挙げつつ、東洋医学的な「表証」との関係について考察する。
整形外科

坐骨神経痛… 喜びすぎず悲しみすぎず

痛みの原因には、物理的要因・環境的要因 (寒さ・湿気など) ・心理的要因などが挙げられる。この内、心理的要因によって誘発された坐骨神経痛についての症例を検討する。中医学的に原因を求め、鍼灸によってこれにアプローチした。
出血

血尿 (尿路出血) の症例

血尿は、中医学においては「血証」と呼ばれる。多くは「営血分」と呼ばれるところに邪熱が迫ったり侵入したりすることで出血する。本症例では出血が治まる過程で褐色尿と経血の大きな塊が見られた。中医学的な解説を試みたい。
心療内科・精神科

ストレス ✕ 祈り = 幸せ

心身一如。これが東洋医学の基本である。体を見て心を読み解く。心を見て体を読み解く。互いが互いを助け合う陰陽。その陰と陽である「こころ」と「からだ」に共鳴できれば、動くはずのないものがその場で動くこともある。
整形外科

ストレスと滑液包炎… たった1mmの成長こそが「健康」

鍼灸の症例報告である。肝気鬱結 (ストレス状態) から邪熱と水邪を生じ、気機を阻遏して足関節滑液包炎による痛みを生じた。ほんの少しの言葉かけと百会の鍼によって、肝鬱が解決の方向に動く機序と、心と体の相関性について考察する。
皮膚科・アレルギー科

乳児アトピーの症例

乳児のアトピー、鍼による施術、で約3ヶ月の施術期間、18回の施術日数で略治となった症例である。中医学の診断に基づく見立てと治療方法を解説する。緩解する様子は画像によって分りやすい。
心療内科・精神科

早く寝なさい!

「早寝早起き」について、東洋医学的に考察する。《黄帝内経・靈枢・營衛生會》に言及がある。症例を添えつつ、《靈枢》の記載に基づいて説明する。ポイントは子の刻 (23時〜1時) である。
消化器内科 (肝臓科)

腹痛… 決断は「胆」

東洋医学で言う「胆」は「中正の官」であり、「決断」に関与するとされる。ここから、胆に関わる穴処を改善することは、決断を強化することにつながるという考え方ができる。この考え方を、ストレス性の疾患に応用し、改善が見られた臨床例を紹介する。
婦人科

瘀血と痛み… 越えられない壁 (ハードル) はない

背部痛の中医学的アプローチ (鍼灸) による症例を検討する。
腎臓内科・泌尿器科

膀胱炎 (80才) 10分で完治?

中医学的な膀胱炎の病理を、鍼灸の臨床例のなかで説明する。膀胱炎は中医学では「淋疾」と呼ばれる。「膀胱」に熱がこもることが基本的な病理である。この熱は、心肝邪熱・脾胃湿熱が主なソースとなる。ソースを経つことで改善をねらう。
眼科

猫の白内障

家に迷い込んだ子猫が、目が見えなくなった。壁にぶつかっては、壁伝いにゆっくり歩く。玄関の餌置き場に降りるのも、着地に失敗して、こけることも。トイレに入るのも手探りで何度も確認している。家族が近くを通るだけで、足音にビクッと反応しおびえる。
小児科

発達障害 (グレーゾーン) の芽 —その1—

発達障害は先天性のもので緩解することはあっても治ることはない。これが常識である。ただし、発達障害と間違えかねないよく似たものはあって、グレーゾーンと呼ばれることがある。それを生む環境とはどんなものか、一症例を挙げて考えたい。
膠原病・リウマチ科

リウマチの完治例

リウマチの中医学的な症例検討である。鍼灸を用いた。CRPが正常値となり、医師から完治と告げられた症例である。両手指・両手関節・両肩関節・左膝関節両手指・両手関節・両肩関節・左膝関節。特に左手指の第2・3・4指のこわばり・痛み。
神経内科

パーキンソン病…中断患者からの電話

見返りを求めない、ひたすらの努力 ……真心。これが両者にあれば…!ほとんど治療していないのにパーキンソン病が治ったと報告を受けました。こちらも驚いた症例です。
カゼ

カゼが治らない (慢性風邪)

東洋医学的に見た、慢性カゼの症例検討である。表証という概念を用いて外邪を除去し、正気という概念を用いて脾虚を改善し生命力を増強する。
耳鼻咽喉科

鼻閉と呼吸、そして衝脈

パニック障害の中医学的な症例報告である。呼吸が苦しく感じるることで不安が増幅されるものに、鍼灸によるアプローチを行った。
耳鼻咽喉科

蓄膿…湿熱による鼻閉

蓄膿…湿熱による鼻閉tikuno耳鼻咽喉科31歳男性。「8歳から花粉症で、28歳で蓄膿と言われました。」つらそうな鼻声。「ふくらはぎが重くてだるいんです。」「ふくらはぎが重いのも、鼻が出たり詰まったりするのも、モタモタした水が原因なんですよ...
カゼ

ノロウイルスの症例

ノロウイルスの鍼灸による症例である。中医学的に考察する。中医学では汗法・吐法・下法を「汗吐下」とも称し重視する。吐法が速やかな症状の収束につながったと思われる症例である。
耳鼻咽喉科

めまいと陽亢

めまいについての中医学的な症例検討である。陽亢と夜ふかしとの関係について考察する。
婦人科

月経前緊張症 (PMS) と目

月経前緊張症 (PMS) の一症例を検討しつつ、精神疲労と眼精疲労から東洋医学における「血」を考察する。
テキストのコピーはできません。