類経の著者、張景岳の至言を以下に掲げ、謹んで十二経絡の道を展開していきたい。中医学の基礎を築いたと言っても過言ではない景岳の言葉は、中医学を学ぶものすべてが傾聴すべきであろう。
経脈者,臓腑之枝葉。臓腑者,経脈之根本。知十二経脈之道,則陰陽明,表裏悉,気血分,虚実見,天道之逆従可察,邪正之安危可弁。《類経》
【訳】経脈と臓腑は、枝葉と根の関係と同じで一つながりのものである。よって十二経脈の道をたどっていくならば、陰陽・表裏・気血・虚実・順逆・正邪みな、手に取る如く弁証できるようにになるであろう。