血の弁証

血燥証

血燥証は血の乾きです。血は物質的ですので、がんなど、組織に形体上の異変が起こる重症疾患は、みな血が関わります。血の乾きとはどのようにして起こるのか、瘀血との関わりは必見です。教科書的な記載をまとめたものと、考察とに分けて展開します。
四季の養生

秋の養生… 容平とは

秋は “容平” (素問・四氣調神大論) の季節である。容平とは「秋の落ち着き」である。もう少し言えば「粛正をも認容する平常心」である。だが、これを暗記したところで使えない。こなぜそういう意味になるのか、そのプロセスにこそ意味がある。
肺経

手の太陰肺経《絡脈》

手の太陰肺経、絡脈の流注と病証について、図を交えて詳説する。肺経の絡脈とは、列缺に起こり業際を経由して、手の陽明大腸経に至る脈のことである。
泌尿器科・腎臓内科

ネフローゼ症候群の症例

ネフローゼ症候群とは、腎臓の炎症による蛋白尿・むくみを主症状とし、人工透析にいたるリスクがある「指定難病」である。症例として、尿蛋白4.52g/日が0.78g/日に下降したものを挙げつつ、東洋医学的な「表証」との関係について考察する。
用語集

絡脈 (十五絡) とは

経絡とは、「経」と「絡」とからなる。「経」とは、経脈・経別・経筋のことである。「経」とは、経脈・経別・経筋のことである。 「絡」とは、絡脈のことである。《霊枢・經脉》を紐解きつつ、イメージ画像を添えて絡脈とは何かを考察する。
証候鑑別

呵欠 (あくび)

アクビを東洋医学的に分析してみましょう。《霊枢・口問28》に基づき、陰陽論を用いて説明します。また、《注意診断学》に基づき、肝鬱・血瘀・脾腎陽虚に大別して説明します。
整形外科

坐骨神経痛… 喜びすぎず悲しみすぎず

痛みの原因には、物理的要因・環境的要因 (寒さ・湿気など) ・心理的要因などが挙げられる。この内、心理的要因によって誘発された坐骨神経痛についての症例を検討する。中医学的に原因を求め、鍼灸によってこれにアプローチした。
流注 (部位)

腕とは

《霊枢・経脈》で用いられている「腕」は手関節部を指します。 臂掌之交曰腕.《類経・七巻経絡類》
肺経

手の太陰肺経《経別》

手の太陰肺経、経別の流注について、図を交えて詳説する。経別とは、肺と肺経を一体化し、肺と大腸を一体化する脈気である。
用語集

是動病・所生病とは

是動病・所生病とは? 《難経》では、是動病は気の病、所生病は血の病であるとする。しかし、他の歴代医家も独自の説を唱えており、諸説紛々である。本ページでは《素問・陰陽離合論》を根拠に、独自の説を提示する。
泌尿器科・腎臓内科

血尿の症例

血尿は、中医学においては「血証」と呼ばれる。多くは「営血分」と呼ばれるところに邪熱が迫ったり侵入したりすることで出血する。本症例では出血が治まる過程で褐色尿と経血の大きな塊が見られた。中医学的な解説を試みたい。
肺経

手の太陰肺経《経脈》

手の太陰肺経、経脈の流注と病証について図を交えて詳説する。
天人合一

生きる… ゴールラインをこえて走り抜け

死後の世界はない。死後の世界はある。 どちらも信じてるだけ。 あるかないかはどちらでもいい。誰にもわからないので、水掛け論に終わるしかない。そんなことよりも、どちらを信じたほうが健康であるために有利なのか。これなら議論の余地がある。
よもやまばなし

「痛み」は「痛い」から治る?

痛みはなぜ存在するのか。痛みはどのようにすれば治るのか。 これを、模式的に考えてみましょう。 上図のように、手首に「切り傷」を負うとします。 時間がたてば傷口がくっついて、ふさがってきます。この時、手首を動かすと...
流注 (部位)

臂とは

《霊枢・経脈》で用いられている「臂」は前腕部を指します。 髆.html 「臂」は上肢全体を指す場合もあります。維基百科で調べると、上腕部と前腕部のことである、とあります。 膊臂之交曰肘中,穴名尺沢。《類経・七巻経絡類》 ...
流注 (部位)

髆と膊

髆・膊・臑・臂 髆 《霊枢・經脉10》に見られる「髆」は、肩甲骨を指します。 説文解字に端的に説明されています。 髆.肩甲也.《説文解字》 《霊枢・經脉10》には「肩髆」と表現されています。「肩髆」も...
流注 (部位)

臑とは

《霊枢・經脉》で見られる「臑」は、上腕部の内側面・前面を意味します。 また、上腕部全体を指すこともあります。よって、上腕部内側面・前面を中心とした上腕部… をイメージすればいいでしょう。 詳しく見ていきましょう。 ...
医療って何だろう

癒やしとは…「兪」の字源に秘められた哲学

「兪」は東洋医学にって馴染みが深いですね。肝兪・脾兪なのどツボの名前に用いられますが、癒・輸・愉・諭にも通じます。実はこれらが、臨床における「癒やし」の全容と符合します。兪の原義をたどってみましょう。
心療内科・精神科

ストレス ✕ 〇〇 = 幸せ

心身一如。これが東洋医学の基本である。体を見て心を読み解く。心を見て体を読み解く。互いが互いを助け合う陰陽。その陰と陽である「こころ」と「からだ」に共鳴できれば、動くはずのないものがその場で動くこともある。
東洋医学って何だろう

冬病夏治・夏病冬治

東洋医学には、冬病夏治・夏病冬治という言葉がある。冬の病気を、夏の間に予防・治療する。夏の病気を、冬の間に予防・治療する。そういう意味である。では、具体的に何を行えばよいのか。東洋医学の原理にのっとって説明する。
整形外科

ストレスと滑液包炎… たった1mmの成長こそが「健康」

鍼灸の症例報告である。肝気鬱結 (ストレス状態) から邪熱と水邪を生じ、気機を阻遏して足関節滑液包炎による痛みを生じた。ほんの少しの言葉かけと百会の鍼によって、肝鬱が解決の方向に動く機序と、心と体の相関性について考察する。
東洋医学って何だろう

証候とは… 病態把握への果てしなき挑戦

中医学では、病態のことを「証」といいます。証には「証名」と「証候」があります。ここに「悪寒・浮脈・頭項強痛」というひとくくりの症状があるとします。このとき証名は「表証」です。このとき証候は「悪寒・浮脈・頭項強痛」です。
用語集

裏急後重とは

裏急後重とは、腹痛 (裏急) があって便意があり、下痢をするが、残便感 (後重) が継続する状態のことを言います。 温病の湿熱・湿熱疫・生冷不潔の飲食物の摂りすぎなどが原因です。下痢にゼリー状の粘液が交じるのが特徴です。 裏急...
皮膚科・アレルギー科

乳児アトピーの症例

乳児のアトピー、鍼による施術、で約3ヶ月の施術期間、18回の施術日数で略治となった症例である。中医学の診断に基づく見立てと治療方法を解説する。緩解する様子は画像によって分りやすい。
用語集

井穴とは

「井穴」(せいけつ) について。 主に瀉法に用いるが、きついツボであることは間違いない。正気の虚があるとき、それを補わずに用いると効果がないばかりか悪化することもある。 鍼を求める「生きた反応」があれば、著効がある。と...
東洋医学って何だろう

補瀉って何だろう

正気が「味方」だとすれば、邪気は「敵」です。補法は味方である正気を増やす方法です。瀉法は敵である邪気を追い出す方法です。どういうイメージで補法・瀉法を行えばいいのか、字源・字義にさかのぼって本質に迫ります。
自分でできる健康法

気閉はコルク栓… 感謝と謙虚で栓を抜く

気閉と気脱は陰陽です。この2つをコルク栓の開け閉めにたとえて説明します。気閉も気脱も重症をイメージさせますが、慢性的な軽症にも当てはめてかんがえてみましょう。そのとき、症状の緩解と悪化を繰り返すカラクリが見えてくるかも知れません。
流注 (動詞・名詞)

廉とは

廉の字源・字義 廉 【訓】かど レン 「廉」は「广+兼」。 兼の字源 「禾」は稲などの穀物が実るイネ科の植物。「兼」は「禾禾+又 (手) 」 よって、「兼」は、1つの手で2つの稲穂 (禾...
医療って何だろう

武器と食物

武器と食物、これは好対照である。どちらも命を守る。 医学にはこの2つの側面がある。 「武器」のような「強さ」を持つ側面。「食物」のような「優しさ」を持つ側面。 ナイフをもって人殺しが突進してきた。相手はやる気だ。こういう...
東洋医学って何だろう

五臓六腑の5と6、経絡の12、経穴の365の謎に迫る

東洋医学には様々な「数字の謎」があります。たとえば五臓六腑の5とは? 6とは? 言いしれぬ哲学が隠されています。古代中国人が命を養いつつ培 (つちか) った文化、ここにさかのぼることにより、壮大な謎と哲学が見えてくるのです。
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