東洋医学って何だろう

画像でみる気の動きと「生きたツボ」

中国伝統医学は「気の医学」である。鍼灸と漢方薬を二本柱とするが、気の医学の真骨頂は鍼灸にある。鍼には気を集めたり散らしたりを、自由に操作する力がある。効くツボには、生きた反応がある。画像とともに詳しく解説したい。
口腔外科

悲しいほど歯が痛い

下歯痛に鍼を用いた症例を中医学的に検討する。右下歯痛の消失とともに、反対側の左鼻孔に吹き出物が現れた。下歯と鼻孔は、《霊枢・経脈》によると、左右で交錯してつながっているが、それと符合する現象が興味深い。
消化器内科 (肝臓科)

腹痛 (おなかの張り) の症例… 原因治療とは

腹満痛の中医学的な症例検討である。食積による脾気滞証と弁証し、鍼灸による施治を行った。本症例おいては、施治を行う前段階、病因病理の説明を行っている最中に症状の消失を見た。
婦人科

陰部がかゆい

カンジダ膣炎が疑われる陰部痛痒感の中医学的な症例検討である。肝経湿熱証と弁証し、論治は百会穴と蠡溝穴に鍼を用いた。
出血

出血… 指定難病227;オスラー病の症例

オスラー病の鍼灸による症例報告である。オスラー病とは、指定難病227、出血を主とする。遺伝子異常による難病である。本症例は数回の通院で出血がほぼ消失したのであるが。その理由について考察する。
大腸経

手の陽明大腸経《絡脈》

手の陽明大腸経の十五絡は偏歴である。ここから始まる絡脈を、《霊枢・經脉10》を紐解きながら詳しく見ていきたい。
自分でできる健康法

心の欲するままに… 本当にしたいこととは結局?

大自然の理法に叶った生き方。それが健康ぶあるための条件であるならば、その生き方とはどんなものなのでしょうか。
自分でできる健康法

究極の「一病息災」

「一病息災」とは、なにか一つ持病があれば、それを悪くしないように体をいたわるため、結果として健康でいられるという意味です。 しかし、もう少し意味を広げた解釈を試みます。 分かりやすく、地震に例えてみましょう。
東洋医学って何だろう

宗気・営気・衛気って何だろう

気は、宗気・営気・衛気の三つに大別されます。 気を理解するのが東洋医学の基本ですね。 宗気・営気・衛気について、成書の解説を鵜呑みにするのではなく、自分の眼で原典 (黄帝内経) に向き合い、「気」を理解したいと思います。
医療って何だろう

正しい生活習慣のエビデンスを

医療でいうエビデンスは、なぜ必要なのでしょうか。 それは、 特定の医療において多数の人に効果が認められると保証できるかどうかを知るためです。もちろん効果がない人もいるでしょうが、それは少数に過ぎない…ということです。
自分でできる健康法

胆汁と規則正しい食事… 朝食は一口でも

朝食を取らない人がふえましたね。一昔前は小学校でも「朝ごはんを食べましょう」と指導していました。朝ごはんの必要性について、「胆汁」をキーワードに考えてみましょう。
自分でできる健康法

体をきたえる、誠をきたえる

健康を目的として体をきたえる場合、負荷をかけすぎないようにします。生命力のラインよりも負荷が上回ると、生命力は下がってしまいます。逆に、生命力のラインぎりぎり手前まで負荷をかけると、生命力は押し上げられます。
用語集

宗気とは

宗気とは、脈拍と呼吸に関係し、進む力 (前に動く力) のことを言います。 推動作用を受け持つ気です。詳しく説明します。
自分でできる健康法

約束と「誠」… 夢を現実化するトレーニング

当院は予約制です。 これは、患者さんをお待たせすることなく臨床という業務を円滑に進めるためです。 しかし、それだけではありません。 約束。 それを守るトレーニングでもあります。
東洋医学って何だろう

気・血・精・津液って何だろう

気・血・精・津液、ややこしいですね。どうつながっているのでしょうか。詳しく説明しましょう。
心療内科・精神科

パニック障害の発作

パニック障害の発作期における中医学的な症例検討である。鍼灸を用いて施術を行った。
自分でできる健康法

熱中症予防に関する考察

熱中症を予防するポイントを挙げる。 ・深部体温を挙げない ・脱水を起こさない ・塩分を補給する これらに対して考察を行いたい。
自分でできる健康法

執着とは… 一ばんめは「この体」

一ばん大切なものが何かを忘れて、 二ばんめの、どうでもいいものを大切にする。 これが執着である。
心療内科・精神科

幻覚・幻聴… 統合失調症の症例

統合失調症の幻覚・幻聴に対する中医学的治療について考察する。
東洋医学って何だろう

逆証 (死の証) とは… 舌に映じた「神シン」の考察

順証と逆証。人の生き死に。その分かれ道は、ほんの一度の治療であったり、ほんの少しの岐路の選択であったりする… そういう恐ろしくも不思議な世界が、舌診の記録から伺えるのである。その機微を左右する生命の最も根本をなすもの、それが「神」である。
眼科

まぶしくて目が開けられない (T_T)

急性の羞明 (しゅうめい) の症例を、中医学の視点から検討する。虹彩炎・ドライアイなどが疑われる症状である。
自分でできる健康法

栄養のとりすぎと仕事のしすぎ

仕事がないと困りますね。生きていけない。栄養もないと困ります。やはり生きていけない。 ただし仕事は、多ければ多いほど良いということではありません。忙しすぎると体を壊して病気になってしまいます。 では栄養はどうなんでょうか?
自分でできる健康法

犠牲と感謝…という陰陽

命を与えるもの (陽) と、命を与えられるもの (陰) 。陰陽とは夫婦のようなものである。真逆の概念でありながら、お互いがお互いを助け合い、生かし合い、諌め合い、高め合う関係である。陰陽が交流することによって、より大きな幸せが生まれる。
医療って何だろう

evidenceの必要性

かつて、ハイリスクである水銀に、不老不死のハイリターンがあると信じられた時代がある。 しかし実際は、水銀は中毒死するハイリスクがあり、長寿に関してはノーリターンである。 よって始皇帝のように、水銀中毒死するケースが出る。
流注 (部位)

頬とは・曲頬とは

《霊枢・経脈》で用いられている「頬」の場所について解説します。
循環器内科

起立性調節障害 (不登校) の症例

起立性調節障害における症例検討である。中医学に基づいた鍼灸によって行った。
ご来院の皆様へ

雨の日の体調変化

雨天による体調不良を、中国伝統医学の視点で考える。雨が降る前と、雨が降り始めたときとでは、病因病理が異なる。
自分でできる健康法

太陽にはとどかない、でも成長をやめない

成長とは何か。これを自然から学ぶ。植物の成長である。
大腸経

手の陽明大腸経《経別》

手の陽明大腸経、経別の流注について、図を交えて詳説する。経別とは、大腸と大腸経を一体化し、大腸と肺を一体化する脈気である。
ご来院の皆様へ

冷えとパジャマ

5月。季節外れに一旦暑くなると、寒さを防ぐ鎧 (よろい) を解除する。その頃に比べると気温が低い日が続けば、その気温の低さが体にこたえる。持病が悪化したり新たな症状が出たりする。6月下旬までは寒い日があると想定しておいた方がいい。
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