ご来院の皆様へ

ご来院の皆様へ

冷えとパジャマ

5月。季節外れに一旦暑くなると、寒さを防ぐ鎧 (よろい) を解除する。その頃に比べると気温が低い日が続けば、その気温の低さが体にこたえる。持病が悪化したり新たな症状が出たりする。6月下旬までは寒い日があると想定しておいた方がいい。
ご来院の皆様へ

白米と深い「ひと息」

3月11日 (2023) 土曜日。 奈良の最高気温は24.8℃だった。もう少しで夏日となるところだった。 異常気象である。 人体にも異常が出ている。 腸胃に熱がこもっている。上巨虚に実の反応がある。急な温かさで、熱がこもったのだ。
ご来院の皆様へ

「押入れ」の疲れ

疲れがあるはずなのに感じない。それは、片付けるべきものがあるのに目に見えないのと同じです。つまり、押入れに入ってしまっている。 詳しく説明します。
ご来院の皆様へ

熱と水… 1分間でもヨコ (陰) になる 【2023.1.15偶感】

腹八分目が体にいいように、仕事をする上でも八分目がいい。一気にやってしまうのは良くない。二分の余力を残していれば、持続可能となる。その方法を考える。
ご来院の皆様へ

偶感 (2022.11.25)

ここ一週間ほど、右上巨虚を瀉法するケースが非常に多い。つまり、腸胃の滞りがあり、熱をこもらせているのだ。患者さん全般に見られるということは、多くは気候と関わる。気候はみんなに均等に覆いかぶさるからである。熱の出どころは肝ではあろう。これだけ...
ご来院の皆様へ

春の「冷えと乾き」

渾身の力をふりしぼり開いた花も舞い散り、陽光の影をうつす「葉桜」へと季節は進んだ。じつは、これは大変な作業である。光合成がまだ十分にできていない。青葉はまだ小さく薄っぺらく色も淡い。満開の「榮」を演出した原動力は、去年の夏に得たエネルギーな...
ご来院の皆様へ

どちらでもいい・こちらでなきゃダメ

人間は淡白でありたいですね。「どちらでもいい」という考えが大切です。ただしそれは、本当にどちらでもいい事に関してです。たとえばお菓子を、食べてもいいし、食べなくてもいい。どちらでもいい… という人はストレスをためにくい人です。脾 (消化器)...
ご来院の皆様へ

堤防と避難訓練

今般はやりの癘気 (れいき) について。うつることを「前提」として考える必要がある。こういう考え方は、持っていく所によってはものすごい批判を受けます。どんなに強固な堤防でも、決壊するときは決壊します。だからこそ、決壊を「前提」とした避難訓練...
ご来院の皆様へ

癘気にエサを与えないでください!

脾が弱ると痰湿が生じる。痰湿は臭く、汚く、ネバネバしている。こういうものを、虫は好む。最近、これをエサに大繁殖している虫がいるなあ。癘気 (レイキ) である。これ以上の流行を食い止めるためにも、この虫にエサを与えてはならない。
ご来院の皆様へ

冬至と血熱

冬至である。この時期は複雑だ。11月ごろから、合谷に反応が出なくなった。合谷は、多くは気分 (比較的浅い病位) の反応を見る穴処である。合谷に限らず、全体的に穴処の反応が静かである。そのかわりに注目しているのは右膈兪 (右八兪も) である。...
ご来院の皆様へ

暖冬の冷え

ここ奈良盆地での話であるが、意外と暖かい12月である。10日ほど前にきつい霜が降りた日があった (11月29日) 。いよいよ冬本番か、と思われた。が、それ以降はなく、むしろ暖かくなった感がある。例年この時期はしぐれることはあっても土砂降りの...
ご来院の皆様へ

急な寒さに対処しよう

体には、寒さから身を守る “防御力” がある。これを “衛気” という。衛気は体全体を覆い、寒さ (寒邪) が体内に侵入するのを防いでくれている。衛気の本質は温かさ (温煦) である。一昨日 (10/17) 早朝からの急激な寒さは、この衛気...
ご来院の皆様へ

冷えをとる方法

体が冷えている人が多いですね。お腹を触ると冷たい。腕を触ると冷たい。手足が冷たいだけならまだ分かるのですが…。温める…は寒ければ大切です。しかし、必ずしも解決方法にはなりません。当座の付け焼刃ではなく、根本的なことを考えてみましょう。火と水...
テキストのコピーはできません。