暖冬の冷え

ここ奈良盆地での話であるが、意外と暖かい12月である。

10日ほど前にきつい霜が降りた日があった (11月29日) 。いよいよ冬本番か、と思われた。が、それ以降はなく、むしろ暖かくなった感がある。例年この時期はしぐれることはあっても土砂降りの雨にはならないが、今年はそんな雨がよく降る。12月は風があって曇って暗いイメージだが、今日のようにカラッと晴れる日も多い。

この影響に気づいたのが、今日、12月9日。

冷えが問題になる。え? 暖かいのでは?

寒府に邪が出でいる人がほとんどである。それが根拠になる。

一旦寒くなったので、掛け布団が分厚い。床に就いたすぐはフトンが冷たいので掛け布団を分厚くしたくなるし、分厚くても暑くない。しかし、夜中になると体温で温まって暑くなる。その時に腕を出す。気温はそう低くはないと言っても、さすがにフトンなしの生身では冷えてしまう。

そういう冷えが多い。これが持病を悪化させる。

表寒ではない寒邪 << 外邪って何だろう をご参考に。

掛け布団は、一枚の分厚いものではなく、数枚の薄いのを重ねるのが良い。就寝時の寝室の気温や、明日の最低気温に気をつけながら、一枚少なめにしたり、少し下にずらしたりなど、工夫が必要だ。

例年なら、一度寒くなったらドンドン寒くなるだけなので注意する必要がなかったものが、今年に関してはそうはいかない。気候が順当でなくなると、それに合わせて対処せざるを得ないのである。

数日は暖かい日が続く予報である。次なる異変にも身構えておこう。

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