血の弁証

血の弁証

血寒証

血寒証についてです。指が凍死したもの (しかけたもの) が凍傷、体幹が凍傷を起こしたもの が凍死 (しかけたもの) 、どちらも血寒証に属します。部分的な血寒証、全体的な血寒証、どちらに属するかで重症度が大きく変わります。
血の弁証

血燥証

血燥証は血の乾きです。血は物質的ですので、がんなど、組織に形体上の異変が起こる重症疾患は、みな血が関わります。血の乾きとはどのようにして起こるのか、瘀血との関わりは必見です。教科書的な記載をまとめたものと、考察とに分けて展開します。
血の弁証

血熱証

血熱証とは、臓腑の火熱が盛んで、その熱が血分を犯した状態を言います。血分とは、温病 (外感病のうち熱邪が犯したもの) での衛気営血弁証 (衛→気→営→血) の中で、最も深い病位です。この弁証法は、内傷病においても応用されます。
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血瘀証 (瘀血による病態)

血瘀とは、瘀血のある状態をいいます。よって、血瘀証とは言っても瘀血証とは言いません。血瘀とは証の呼び名のこと、瘀血とは病邪のことです。なかなか奥の深い概念です。詳しく説明します。
血の弁証

血脱証

血がたくさん出てしまうと死んでしまいます。その危険があるものを血脱証といいます。東洋医学は医学なので、生から死までを説明できます。また、それができなければ大切な体を治療することなどできないと言っていいでしょう。
血の弁証

血虚証

血虚証とは何か。中医証候鑑別診断学に基づき、詳しく説明します。血虚証を理解するには、気と血の関係を理解することが大切です。顔色が白い・眩暈・動悸・舌色が淡い・脈虚細などは、気虚・血虚ともに見られる証候です。どのように鑑別するのでしょう。
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