総合診療科 足の冷えと痰湿… “治未病” のフェーズ 60歳。男性。健康管理のために定期的に来院されている。年明けの1月7日。いつものように、まずは体の診察から。何から診るかというと、4日の診療開始日から、みんな同じように出ている “あの反応” からだ。うん、やっぱりこの患者さんにも同じように... 2022.01.12 総合診療科
心療内科・精神科 ストレスによる食欲不振… ごはんと息の通り道 予約の日はまだ先だが、当日電話があって急きょ来院。何かあったかな。まず望診する。顔面の気色が全面で沈んでいる。強度の疲れがあることを示唆する。舌をみる。白膩苔。いつもより明らかに分厚い。日数的にもう生理直前だ。しかし三陰交に「血の充実」を示... 2021.12.29 心療内科・精神科
消化器内科 (肝臓科) 子供の胃食道逆流症 6歳。女の子。定期的に診ている。2021年12月のある日の臨床。いつものように、目視で診察する。子供の場合は望診で行うことが多い。たまに確認のために手で触れて診ることもある。四診とは…望診・聞診・問診・切診 をご参考に。上巨虚に邪が出ている... 2021.12.21 消化器内科 (肝臓科)
整形外科 寒邪による腰痛 12月上旬。一旦寒くなっていたのに、最近、調子はずれに温かい。そんなある日の臨床である。60代、女性。問診はせずに、まずは望診・脈診・腹診。四診とは…望診・聞診・問診・切診 をご参考に。お腹を診ていると…。「イテテテ… 」「ん? どこが痛い... 2021.12.14 整形外科
消化器内科 (肝臓科) 腹痛… 望診の “その上” 運転しながら、一瞬振り向いて後部座席の娘の残像を焼き付ける。前を見て運転しながら、その残像で診察する。この季節、疑わしいのは冷えだ。寒府は? 邪が出てるな。やっぱり冷えがあやしい。 2021.11.30 消化器内科 (肝臓科)
ガン ガンとともに 「はい、舌みせて。…はい、いいですよ。舌の色がいいですね。悪いときは白くなってるんやけど、ちゃんと赤みがあります。まあ、上手に生活しておられるのかな? 調子は?」「うん、いいですよ。」体調がいいので、最近、内職を始めた… 2021.11.30 ガン
口腔外科 口臭、その場で消失 男性。70代。2021年11月30日 9:50心筋梗塞があり、当院で大幅に改善。その後も週に一度のペースで悪化予防と健康維持のために来院しておられる。この日も主訴は特になし。ただし、脈を診ていると鼻から漏れる呼気が異臭を放つ。口を閉じ、安静... 2021.11.30 口腔外科
出血 出血 (大量下血) の症例 中医診断学には「血証」と呼ばれる概念がある。出血する病のことである。邪熱 (実熱) が、深い部分 (営血分) に影響・侵入して、血絡を傷つけると出血する。統血作用が低下しても出血が起こる。この理論通りに治療できるか、症例をあげて検討したい。 2021.11.21 出血
消化器内科 (肝臓科) 腸閉塞と目 二千年も前の書物である《黄帝内経》には、目の使いすぎは血を消耗すると記されている。現代ほど目を目を酷使する時代はないと思われるが、古代中国においてすでに着目していたのである。これからの研究課題として、非常に面白いと思う。症例を提示する。 2021.11.21 消化器内科 (肝臓科)
循環器内科・呼吸器内科 胸痛とたべもの 中医学においては、「飲食は有節を貴ぶ」とします。つまり、節度をもって飲食せよということです。中医学では、胸痛の病因にも飲食の不節制を挙げています。臨床例を挙げて解説します。 2021.11.21 循環器内科・呼吸器内科
循環器内科・呼吸器内科 胸痛と湿邪 「気象病」の不定愁訴はさまざまですが、今回は胸痛の症例をあげます。東洋医学では湿気による体調変化を外邪 (湿邪) によるものと考えますが、外邪 (引き金) の影響を受けるのは、そもそもの問題 (火薬) があるからです。詳しく考察します。 2021.11.21 循環器内科・呼吸器内科
消化器内科 (肝臓科) 赤ちゃんの便秘 乳児の便秘についての中医学的な症例検討です。便秘の基本病理は「気の上衝」です。気が下れば便も降るのですが、これをフリーズさせるものとして、本症例では表証・脾気不運が見受けられました。 2021.11.21 消化器内科 (肝臓科)
神経内科 パーキンソン病… その場で震えが消失した症例 パーキンソン病の症例検討である。パーキンソン病によるものと思われる左足の震えに対し、右外関と右商陽の2ヶ所に鍼を刺したところ、その場で震えが止まった。中医学的に考察する。 2021.11.21 神経内科
ガン 慢性リンパ性白血病 慢性リンパ性白血病における、鍼灸治療の一コマです。雨天続きで胸悶・上腹部膨満感があり、鍼をすると大きなゲップとともに消失しました。病名に関わらず、正気を助け邪気を追い出すのは、中医学の基本です。 2021.11.21 ガン
循環器内科・呼吸器内科 心筋梗塞 (慢性胸痛) とパーキンソン病 鍼灸治療において、心筋梗塞による慢性胸痛と、パーキンソン病の下肢の振戦を併発した症例に対する、弁証論治による症例の検討を行う。表証に注目した。 2021.11.21 循環器内科・呼吸器内科
心療内科・精神科 精神疾患 (癲病) の症例 「癲病」は東洋医学における精神疾患の一つである。その病理には陽明病 (胃家実) が挙げられる。その病因には飲食の「定時」「定量」の不摂生が挙げられる。癲病の治療の実際を紹介しつつ、インフォームドコンセントの大切さを考える。 2021.11.21 心療内科・精神科
口腔外科 よだれと脾 東洋医学では、口は消化器 (脾) の状態を示す。口が自然に開いてしまって閉じないというのは、脾が弱いことを意味する。胃は脾と深い関係にあるが、胃には食べ物を始めとして、気を下に下にと降ろす働きがある。これが弱るとヨダレが上に昇る。 2021.11.21 口腔外科
消化器内科 (肝臓科) コロコロの大便 大便がかたい便秘を、中医学的にみた症例である。かたい大便は血虚が関わることがあるが、鍼灸施術とともに、目の使いすぎに対する指導を与えると、速やかに改善した。目の使いすぎは血を傷る<素問・宣明五氣 23>。病因病理を考察する。 2021.11.21 消化器内科 (肝臓科)
整形外科 最期まで「生きる」 88歳 (女性) の、腰痛により寝返り困難となった症例を検討する。治療開始から2ヶ月経過したころ、画像に示す「足の爪」が正常なものに変化した。それと前後するように腰痛が軽減し、一時間の窯による除草作業が可能となった。 2021.11.21 整形外科
皮膚科・アレルギー科 汗疱 (手足の湿疹) の症例 アトピー性皮膚炎で悪寒を伴うものは少なくないが、本症例の「汗疱」でもそれが見受けられた。東洋医学的に見て、悪寒は寒邪によるものである。一方、皮膚の炎症は邪熱によるものである。両者はどのように関わり合うかを中心に中医学的な症例検討を行う。 2021.11.21 皮膚科・アレルギー科
心療内科・精神科 発狂の症例 急に大声を出したり、外に飛び出したり、理性の効かない状態での異常行動を主とする病証を、中医学では狂病、あるいは癲狂という。鍼灸による狂病の症例を検討する。 2021.11.21 心療内科・精神科
小児科 祈り…母親にも効いた小児鍼 鍼治療を行う中で体験した「ユングの共時性」 (シンクロニシティ) について。呼ぶよりそしれ、噂をすれば影、などの言葉があるように、相手のことを強く思うことによって、偶然とも思える事象の一致が見られるというものである。 2021.11.21 小児科
総合診療科 慢性疲労の症例 慢性的な疲労感を訴え、力のない小さな声と、首から肩にかけての強度の筋緊張が特徴となる症例を検討する。中医学でいうところの「気虚」と、疏泄太過・疏泄普及の陰陽関係を、臨床を交えて考察する。 2021.11.20 総合診療科
神経内科 全身麻痺 (痿病) の症例 中医学での表証は、あらゆる奇病と関連する可能性を持つ。本症例は急性の痿病であり、全く筋肉が動かせない状態が全身に及んでいたが、表証を撮ることによって速やかに回復した。表証とは何かを考えつつ症例を検討したい。 2021.11.20 神経内科
皮膚科・アレルギー科 アトピー性皮膚炎の重症例 30代。女性。以前からアトピー性皮膚炎である。本人の強い希望で、他の治療を一切行わず、当院の治療のみで経過を観察する。現在、下腿・膝・前腕・上腕・背部にかゆさとヒリヒリ感。とくに上肢と下肢がひどく、程度は上下肢とも同等。体の広範囲に炎症があ... 2021.11.20 皮膚科・アレルギー科
婦人科 更年期障害の症例 主訴48才。女性。●3年前からめまい・動悸・ホットフラッシュ (カーッとくるのぼせ・顔のほてり) が続いている。年々強くなってきている。※4日前に強度のめまい。グルングルン回る。初めて経験する激しさ。●前額痛・背部痛 (第11胸骨周辺) で... 2021.11.20 婦人科
総合診療科 誤嚥→嘔吐 病歴76才。男性。糖尿病。6年前から食前にインスリンを注射している。当院にて、1年半前から週に1~2回のペースで治療中。治療開始後からA1cの値が良好になる。通院9か月目で、病院の指示によりインスリンの量を減らし、それから7か月後に再びイン... 2021.11.20 総合診療科
整形外科 首が動かない 29才。女性。飲食業の管理職。症状主訴首が痛くて動かせない。3日前から痛みがあり、悪化しつつある。昨日からは完全に動かなくなった。実際に、動かしてみてください、とやっても不動。その他の症状5日前に39℃の発熱。最近、寝言が多い。寝ている最中... 2021.11.20 整形外科
皮膚科・アレルギー科 不登校+アトピー 13歳。女性。病歴…小学5年から、歩いたあと体がだるくなる。腹筋すると腰に力が入らなくなる。小学6年生の春に引っ越し。転校いじめで不登校になる。このころからアトピー性皮膚炎が始まる。肘窩・膝窩・前胸部を特に夜かきむしる。ストレスで悪化。中学... 2021.11.20 皮膚科・アレルギー科
カゼ 2時間での解熱 (2歳) 幼児の発熱に、列缺に鍉鍼で治療を行った例である。列缺は陰経に属し、陰分の正気を補える。また陽明に流注し、胃気を鼓舞できる。また任脈の主穴である。また手陽明と交会し、手陽明は肩髃で足少陽胆経と交会するため少陽を動かすことができる。 2021.11.20 カゼ
カゼ 発熱 12歳…営血分の熱 営血分の熱。これは300年前の清代に起こった「温病学」という東洋医学の一部門の中の概念だ。癌をはじめとした難治性疾患には、こうした考え方を用いた診断が必要不可欠である。基礎を学び実戦を踏んだうえで挑む学習部門である。しかし、たかだか300年... 2021.11.20 カゼ
スポーツ障害 野球肩 空間弁証による治療は、とくに整形外科的疾患で効果が期待できる。本症例では、野球少年が投球フォームを改善しようとしたところ、空間のバランスを崩して右肩の痛みを生じたと考えられる。左下に当たる左腰の治療により、痛みが取れると考えた。 2021.11.20 スポーツ障害
カゼ 39.5℃の発熱 (5歳) 発熱をともなう表証の症例検討である。合谷は表寒実証に使用されるが、的確な証の診断ができれば、速やかな効果が見られる。本症例はその一つである。鍼をかざした瞬間に生き生きとした生命の躍動が観察された。 2021.11.20 カゼ
小児科 脳性麻痺 (1歳9カ月) 1歳9か月の男の子。31週 (8か月) で早産。出生時1800g 。2か月検診の時に脳室周囲白質軟化症 (PVEL) と診断される。現在80㎝・10㎏。体格は正常の範囲内。発育障害が認められる所見〇おすわりができない。ずり這いは少しするが、... 2021.11.20 小児科
耳鼻咽喉科 耳鳴…竅(あな)をこじ開ける! 77歳。女性。目つき鋭く、神経質そうである。「10年前から耳鳴りがあります。ましな時もあったり、ひどい時もあったり。でも、1か月前から鳴りっぱなしで、ましにならなくなったんです。」「ストレスは?」「私のもっている不動産の売買のことで…。今も... 2021.11.20 耳鼻咽喉科
消化器内科 (肝臓科) 腹痛 (5歳) 5歳男児の便秘による腹痛の症例を検討する。中医学的診断に従い、夢分流打鍼術を用いて処置したところ、その場で排便を見て、腹痛が消失した。 2021.11.20 消化器内科 (肝臓科)
総合診療科 酔っぱらいの治療 酒の飲みすぎで吐き気や意識障害を起こしたものに、公孫は有効とされる (藤本蓮風「経血解説」) 。公孫は、衝脈の宗穴である。衝脈は、中国では「冲脈」と表記され、「衝」と「冲」は同義である。この字には、「大水で洗い流す」という意味がある。 2021.11.20 総合診療科
整形外科 かかとの痛み…ホクロまで取れた? 74歳男性。「半年前から右かかとが痛いんですわ。左かかとも痛いけど、右に比べると半分くらいです。両方痛いから、歩けないんです。ソファーに座っていても、かかとが地面につくので、かかとを浮かさないと痛いんです。」「それは相当、痛いんですね。」本... 2021.11.20 整形外科
消化器内科 (肝臓科) 言葉の鍼…外邪って何だろう 六淫外邪の一つである風邪は外風とも呼ばれます。一方、内生五邪の一つである風邪は内風とも呼ばれます。両者が手を組むと、外邪の侵入を許すことがあります。適切なアドバイスで内風を沈め、外邪を除去した実際の臨床例と照らし合わせて説明します。 2021.11.20 消化器内科 (肝臓科)
腎臓内科・泌尿器科 10分おきにトイレ? 頻尿は「下 」という生命の土台の弱りを意味する。だから高齢者に多い。しかし、本症例は就学前の幼児で、元気いっばいである。これは「上」が強すぎることによる相対的な下の弱りである。上の強さとは、就学前の緊張で胸がいっぱいの状態をいう。 2021.11.20 腎臓内科・泌尿器科