裏急後重とは

裏急後重とは、腹痛 (裏急) があって便意があり、下痢をするが、残便感 (後重) が継続する状態のことを言います。

温病の湿熱・湿熱疫・生冷不潔の飲食物の摂りすぎなどが原因です。下痢にゼリー状の粘液 (血液が交じることもある) が交じるのが特徴です。

  • 裏急…差し迫る腹痛があり、大便が出れば楽になるかな?と感じる状態です。湿邪・湿熱が下注することで痛みが出ます。
  • 後重…大便が肛門まで来ているが、渋滞していて、出したいが出ない感じ。肛門には墜脹感 (下がる感じを伴う不快な張り) があり、排便しきれていない感じ (残便感) があります。これは湿熱の邪気による “気滞” によるもので、渋滞感が出ます。

中医内科学に “痢疾” という病名がありますが、裏急後重を特徴とします。

痢疾以腹痛腹泻、里急后重,便下赤白脓血为主要表现,

https://www.zysj.com.cn/lilunshuji/neikexue/76-2-4.html

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