医科大卒の方からご質問を頂きました。
ご挨拶が遅くなり申し訳ありません。 本当にこんな勉強の場を探していました。 食が医療であることを学ぶ場を探していました。東洋医学の知識は皆無に近いですが、この場を最大限に活かしていきたいです。 目に止まる記事をその都度拝読させていただいておりますが、初心者は最初から地道に追っていくのがいいのか、最新のものを制覇していくのがいいのか悩みます。 必読の記事など(もちろん全てかと思いますが)ご教授いただけますと嬉しいです。 よろしくおねがいいたします。
〇〇医科大学といえば、生理学教室だったかの教授と、FAX (笑 ホント昔) でやり取りしたことがあります。寒冷の刺激を皮膚に受けた場合の熱産生の機序は生理学で多くの説明があるが、冷たい飲食物を取り入れた場合の熱産生の機序は、研究した人がまだ誰もいません。なので研究をお願いしたことがあります。「ぜひ研究したいと思います」と興味は示されましたが、取り組まれることはなかったようです。メリットがなかったのかもしれません。
冷たい飲食の弊害は、東洋医学では2000年も前から説かれるところであり、特に現代は冷蔵庫の普及によって拍車がかかり、アレルギー疾患を始め、外邪と関連するあらゆる病気において、蔭の原因の一つとなっていると思われます。しかし、こんな簡単なことを研究もされていない現状では、患者さんに説明するのも全て憶測になってしまいます。
それは横においといて、西洋医学の知識は非常に大切です。先生にはグループでも積極的に発言していただき、いろいろ教えていただきたいです。
前置きが長くてすみません。
>>初心者は最初から地道に追っていくのがいいのか、最新のものを制覇していくのがいいのか悩みます。必読の記事など(もちろん全てかと思いますが)ご教授いただけますと嬉しいです。
東洋医学は気の医学で、西洋医学のように物質的肉体に依拠しないため、どこから勉強すれば良いのか分かりづらいというのが特徴です。とりあえずは、陰陽・気血・五臓六腑あたりから入るのが良いかと思います。
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中医学の病因にはどんなものがあるのか、そこから理解するのも良い方法です。
中医学を理解するためには「中医基礎理論」を理解することが必要です。
しかし、これを読んだところで何のことやらわからないと思います。僕が書いた文章は、たとえ話が多いので理解しやすくはなっています。しかし専門用語がでてくると読みづらくなりますね。そういう専門用語を「中医基礎理論」で調べながら勉強をすすめると、中医学の全容が見えてくるかと思います。