目眩とは

“目眩” の意味についてです。

傷寒論の “少陽之為病、口苦、咽乾、目眩也” は有名です。東洋医学の用語として、日本では一般的に目眩は「めまい」と訳されているようです。しかし中医学では “頭暈目眩” という表現が多く、別々の意味で捉えています。すなわち、

頭暈は「めまい」、目眩は「目がチカチカすること」と捉えています。

目眩、是指視物昏花迷乱、或眼前有黒花閃爍、流蛍幻視的感覚。
<鄧鉄涛主編・中医診断学・人民衛生出版社 1994>

目眩:失去清晰视觉;视觉变得模糊,尤指看太亮日光时的眼花。灯光强烈,令人目眩。
百度百科≫目眩

目眩、すなわち目のチカチカは、パニック障害的に起こす人をたまに見かけます。突然目の前がフラッシュライトを浴びたように眩 (まぶ) しくなったとか、星みたいなものがチカチカして眩しくて見にくいとか、そういう表現をされます。発達障害でも、眩しくて外に出られないとかありますね。

これらはすべて血虚を疑います。

血虚証 をご参考に。

頭暈目眩は、めまいとか目のチカチカとか、そういうのをまとめて言うものと理解します。

傷寒論の “目眩” も、そのように意味を広げて理解しておくと、臨床のヒントになるのではないでしょうか。

テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました