流注 (巡行) 督脈とは《後編》…字源・字義 督脈とは《前編》…流注をまなぶ の続きです。 ▶督の字源督とは、そもそもどういう意味を持つのでしょうか。督.察也.一曰目痛也。《説文解字》督は察なり。目に関わります。目を光らせる、というイメージです。観察する。監視する。督促する。つまり、監... 2022.03.03 流注 (巡行)
流注 (巡行) 督脈とは《前編》…流注をまなぶ 督脈とは、長強から齦交までの仙骨部から顔面部にいたる背部正中線上にある “脈” のことです。奇経八脈の一つです。「背中側」というイメージがありますが、黄帝内経 をよく調べると、背部だけでなく、腹部をも流注することが分かります。 2022.03.01 流注 (巡行)
流注 (動詞・名詞) 稟とは…経絡流注の字源・字義 稟の字源・字義稟 【訓】うける 「禀」は異字体。賜穀也。从㐭从禾。《説文解字》【訳】穀を賜るなり。㐭と禾から成る。「㐭」とは、くら・米くら。「禾」とは、稲のこと。たわわに実ってしなだれた稲。「稟」とは、とくに高官から褒美(ほうび)として与え... 2022.02.24 流注 (動詞・名詞)
流注 (巡行) 任脈とは《後編》…字源・字義 任脈とは《前編》…流注を学ぶ の続きです。▶任の字源字源にさかのぼります。「任」とは? どういう意味があるのでしょう。端的に示しているのが《和漢三才図会》です。任は「妊」である。任之為言者妊也.《和漢三才図会・経絡部》▶壬とは「壬」について... 2022.02.24 流注 (巡行)
流注 (動詞・名詞) 連とは…経絡流注の字源・字義 連の字源・字義連 【訓】つらなる負車也。… 連即古文輦也。《説文解字注》「連」の本義は人力で引く車である。連は「輦」と同義である。「輦」とは輦車 (皇帝・皇后を乗せる車) のことで、神輿 (みこし) のようなもの。連合・連絡・連接・縫い付け... 2022.02.23 流注 (動詞・名詞)
流注 (動詞・名詞) 挟とは…経絡流注の字源・字義 挟の字源・字義挟 【訓】はさむ挾.俾持也。《説文解字》俾とは、俾睨 (睥睨・へいげい・横目でにらむ) という言葉が有名ですね。俾には、しもべ・にらむ という意味があり、見下すような印象です。つまり「俾持」とは、見下して保持する。「挟」とは。... 2022.02.23 流注 (動詞・名詞)
流注 (動詞・名詞) 属とは…経絡流注の字源・字義 属の字源・字義屬 =属 【訓】つく ぞくす屬,連也。从尾、蜀声。《説文解字》「屬」は「連」である。「屬」は「尾」 と「蜀」からなる。「蜀」は丸い目が飛び出したイモムシ (の頭部) のこと。頭と尾はとうぜん一体のもので、連なっている。虫の頭尾... 2022.02.23 流注 (動詞・名詞)
流注 (動詞・名詞) 貫とは…経絡流注の字源・字義 貫の字源・字義貫 【訓】つらぬく錢貝之貫。从毌、貝。《説文解字》「毌」は、丸い貝を紐で貫いた形を示す象形文字。うがつ・つらぬく。「貫」は、方孔錢 (四角い穴の開いた丸い硬貨) にひもを通す様子。穿つ・通す・連ねる。→慣・習慣。 貝は硬貨を示... 2022.02.23 流注 (動詞・名詞)
流注 (動詞・名詞) 繋 (系) とは…経絡流注の字源・字義 繋の字源・字義 繋 【訓】かかる つながる系の繁体字である。系.約束也。《説文解字》「系」とは、制約・束縛である。厳密には、「系」と「繋」はちがう。“系”始见于商代甲骨文,其字形像手持两股或三股丝,意思是连接、联系,后引申为继承、再引申为世... 2022.02.23 流注 (動詞・名詞)
流注 (動詞・名詞) 結とは…経絡流注の字源・字義 結の字源・字義結 【訓】むすぶ結,締也。《説文解字》上古結繩而治。《易·繫辭》吉.善也。《説文解字》「結」とは、好意的な意味を含んで連結したヒモ・ロープ。左の「糸」は結び目を作れるようなヒモ・ロープ。右の「吉」は「善い」と言う意味がある。「... 2022.02.23 流注 (動詞・名詞)
流注 (動詞・名詞) 起とは…経絡流注の字源・字義 起の字源・字義起起 【訓】おこる おきる起。能立也。从走巳聲。《説文解字》起は「よく立つ」ということである。走と巳からできている。起。能立也。…五經文字云从辰巳之巳。是。字鑑从戊己之己。非也。《説文解字注》起の巳は、子丑寅卯辰巳午未申酉戌... 2022.02.23 流注 (動詞・名詞)
流注 (動詞・名詞) 合とは…経絡流注の字源・字義 合の字源・字義合 【訓】あう がっす合,合口也。《説文解字》「合」は、(開いた) 口を閉じることである。蓋 (ふた) が合うことである。象形文字・会意文字、二説がある。象形文字とする説では、「亼」と「口」があわさってできたとする。器と蓋がち... 2022.02.23 流注 (動詞・名詞)
流注 (動詞・名詞) 会とは…経絡流注の字源・字義 会の字源・字義会 【訓】あう・あつまる・あつめる・かいす・えす會.合也。从亼.从曾省。曾.益也。.《説文解字》【訳】會は合である。亼と曾からなる。曾は益である。亼 (会意文字) シュウ (=集) は、△で、三方から集まってくる意味。曾は、甑... 2022.02.23 流注 (動詞・名詞)
流注 (動詞・名詞) 至とは…経絡流注の字源・字義 至の字源・字義至 【訓】いたる至.鳥飛从高下至地也.《説文解字》【訳】鳥が飛び、高いところから下って地に至るのである。象形文字で、矢が地上に落下して突き刺さることを表すという説もあり、こちらが一般的なようです。これ以上進めないところまで達す... 2022.02.23 流注 (動詞・名詞)
流注 (動詞・名詞) 抵とは…経絡流注の字源・字義 抵の字源・字義抵 【訓】あたる・ふれる・うつ抵.擠也.《説文解字》擠とは、詰まる。こみあう。押し合いへし合いする。重なる。集まることです。臓腑経絡学での読み方膀胱足太陽之脉.…下項.循肩髆内.挾脊・抵腰中.《霊枢・経脈10》【訳】足太陽膀胱... 2022.02.23 流注 (動詞・名詞)
流注 (動詞・名詞) 循とは…経絡流注の字源・字義 循の字源・字義循 【訓】めぐる。したがう。循.行順也.《説文解字》行順とは、巡行することです。また行順は、従順に行うという意味から、・遵守すること、・依照(規定・規準・慣例などに従う、基づく、依拠する)すること。・沿袭 (古いしきたりを踏襲... 2022.02.23 流注 (動詞・名詞)
流注 (動詞・名詞) 絡とは…経絡流注の字源・字義 絡の字源・字義絡 【訓】からむ。まとう。つなぐ。絡.絮也.《説文解字》絮とは、繭を水にひたして裂いてつくった真綿のことです。繊細な糸がまとわりつき、じんわり水が染み込んでいるイメージです。「各」には、訪問する…という意味があります。その意味... 2022.02.23 流注 (動詞・名詞)
流注 (動詞・名詞) 繞とは…経絡流注の字源・字義 繞の字源・字義繞 【訓】めぐる。まとう。 繞.纏也.《説文解字》纏 (まとう) とは、比較的太い縄やひもが、盤繞すること。「盤繞」とは、しっかりと巻き付き絡みつき、くっついて離れない様子。また捆扎すること。「捆扎」とは、ばらばらにならないよ... 2022.02.23 流注 (動詞・名詞)
流注 (動詞・名詞) 従とは…経絡流注の字源・字義 従の字源・字義従 【訓】したがう 〜から (〜より) 從.隨行也。《説文解字》随行とは、高貴な人に従って同行すること。從.隨行也。… 釋詁曰。從、自也。… 王肅曰。從、順也。左傳。大伯不從。是以不嗣。謂不肎 (≒肯) 順其長幼之次也。引伸為... 2022.02.23 流注 (動詞・名詞)
証候鑑別 口苦とは 東洋医学では、口が苦いのは胆汁の味である… と考える。胆に熱がこもり、清濁を分けることができないと、本来下降すべき「濁」までもが上逆するので口が苦くなる。、胆の腑気が下降できず、下降できなければ上逆するしかないので、苦さを感じる。 2022.02.21 証候鑑別
流注 (巡行) 任脈とは《前編》…流注を学ぶ 任脈とは、会陰から承漿までの腹部から顔面部にいたる正中線上にある “脈” のことです。奇経八脈の一つです。類経図翼の図によっても明らかなように、任脈は人体の前面を流注 しますが、黄帝内経 を調べると、背部をも流注することが分かります。 2022.02.19 流注 (巡行)
四季の養生 春の養生… 発陳 (はっちん) とは 春は “発陳" の季節である。「発」とは発露・発現のこと。「陳」とは陳列のこと。陳列棚に並んだものは一目で何がどこにあるか分かる。陳は阜+東。東は日+木。阜は起伏のある山。また岩石の露出した山肌。陳列・陳旧・陳重の意味になる。 2022.02.15 四季の養生
ご来院の皆様へ どちらでもいい・こちらでなきゃダメ 人間は淡白でありたいですね。「どちらでもいい」という考えが大切です。ただしそれは、本当にどちらでもいい事に関してです。たとえばお菓子を、食べてもいいし、食べなくてもいい。どちらでもいい… という人はストレスをためにくい人です。脾 (消化器)... 2022.02.15 ご来院の皆様へ
耳鼻咽喉科 蓄膿…湿熱による鼻閉 蓄膿…湿熱による鼻閉tikuno耳鼻咽喉科31歳男性。「8歳から花粉症で、28歳で蓄膿と言われました。」つらそうな鼻声。「ふくらはぎが重くてだるいんです。」「ふくらはぎが重いのも、鼻が出たり詰まったりするのも、モタモタした水が原因なんですよ... 2022.02.13 耳鼻咽喉科
カゼ ノロウイルスの症例 ノロウイルスの鍼灸による症例である。中医学的に考察する。中医学では汗法・吐法・下法を「汗吐下」とも称し重視する。吐法が速やかな症状の収束につながったと思われる症例である。 2022.02.13 カゼ
さまざまな病気の原因と治療法 糖尿病…東洋医学から見た3つの分類と治療法 糖尿病は「消渇」糖尿病という概念、中国医学は古くから認識していました。約2000年に編纂された「黄帝内経」という医学書があります。戦火の焼失を免れ、現存する中国最古の医学書となっていますが、ここにすでに詳しい記載が見られます。多飲・多食・多... 2022.02.13 さまざまな病気の原因と治療法
東洋医学って何だろう 奇経八脈って何だろう <後編> 陰維脈。陽維脈は一年の陰陽を支配します。夏場は活動的に、冬場はゆったりと、この陽と陰とのメリハリが、健康に直結します。陰蹻脈・陽蹻脈は一日の陰陽を支配します。昼は活動的に、夜は早く床につく、この陽と陰とのメリハリが、健康に直結します。 2022.02.12 東洋医学って何だろう
ご来院の皆様へ 堤防と避難訓練 今般はやりの癘気 (れいき) について。うつることを「前提」として考える必要がある。こういう考え方は、持っていく所によってはものすごい批判を受けます。どんなに強固な堤防でも、決壊するときは決壊します。だからこそ、決壊を「前提」とした避難訓練... 2022.02.08 ご来院の皆様へ
さまざまな病気の原因と治療法 めまい…東洋医学から見た6つの原因と治療法 東洋医学 (中医学) のめまいの病理について説明します。めまいは、1.陰虚陽亢、2.肝火上炎、3.腎精不足、4.痰濁上蒙、5.瘀血阻竅、6.気血両虚、に分類されます。 2022.02.06 さまざまな病気の原因と治療法
東洋医学って何だろう 奇経八脈って何だろう<前編> 奇経八脈とは何か。教科書を丸覚えするのではなく、その概要、つまり臓腑経絡との位置関係を知ることが大切です。・任脈・督脈・衝脈・帯脈・陽維脈と陰維脈… あわせて両維脈ともいう・陽蹻脈と陰蹻脈… あわせて両蹻脈ともいう 2022.02.05 東洋医学って何だろう
東洋医学って何だろう 五臓の図形化… 球形をイメージする 東洋医学を勉強してみたが、イメージがしにくい。そう感じる方は少なくないと思います。それは当然のことでもあります。なぜなら、東洋医学で説かれる内容は、実用を中心に説かれているからです。ふつう、自然科学は実体あるものを物質的に説明します。 2022.01.30 東洋医学って何だろう
さまざまな病気の原因と治療法 癥瘕 (子宮筋腫・卵巣嚢腫・子宮内膜症・子宮ガンなど) …東洋医学から見た原因と治療法 癥瘕 (ちょうか) とは、女性の下腹部に、腫塊・脹り・膨満・痛みのあるものを言います。現代でいう子宮筋腫・卵巣嚢腫・チョコレート嚢胞などの子宮内膜症・子宮がんなどを示す概念です。中医学ではこれらをどのように捉えているのか、詳しく説明します。 2022.01.22 さまざまな病気の原因と治療法
自分でできる健康法 奇跡って何だろう 信じられない話があります。肝臓という臓器は、4分の3を切り取られても、元どおりに再生するというのです。僕だったら?確実に死にますね。仮に生き延びたとしても、手が生え足が生え…などあり得ないことです。そんなことがもし起こったら、それは奇跡です... 2022.01.18 自分でできる健康法
用語集 乾姜 (かんきょう) とは 中医学では、乾燥した生姜のことを「乾姜」と言います。性味は、大辛・大熱で、“辛熱燥烈” と言われます。ひどく冷えに傾いたものを、強い力で元に戻します。ただし、陰虚・実熱には禁忌で、決して万能ではありません。 2022.01.14 用語集
総合診療科 足の冷えと痰湿… “治未病” のフェーズ 60歳。男性。健康管理のために定期的に来院されている。年明けの1月7日。いつものように、まずは体の診察から。何から診るかというと、4日の診療開始日から、みんな同じように出ている “あの反応” からだ。うん、やっぱりこの患者さんにも同じように... 2022.01.12 総合診療科
東洋医学って何だろう 太極図は立体球 太極図は平面図で描かれますが、本当は球形であると考えています。地球に地軸 (自転軸) があって、それを中心としてぐるぐる回転しているように、太極図も回転しており、「太極球」も回転しています。 2022.01.09 東洋医学って何だろう
ご来院の皆様へ 癘気にエサを与えないでください! 脾が弱ると痰湿が生じる。痰湿は臭く、汚く、ネバネバしている。こういうものを、虫は好む。最近、これをエサに大繁殖している虫がいるなあ。癘気 (レイキ) である。これ以上の流行を食い止めるためにも、この虫にエサを与えてはならない。 2022.01.05 ご来院の皆様へ
用語集 癘気 (れいき) とは 癘気 (レイキ) とは、強烈な感染力、つまり強い伝染性と発症力をもつ外邪のことを言います。外邪とは、気候や時候の変動のことです。人体に影響を与えて発病させます。さまざまな発病パターンがありますが、カゼはその代表です。外邪って何だろう をご参... 2022.01.05 用語集
用語集 熱毒・湿毒とは ▶︎熱毒“熱毒” には、①病邪名としての熱毒、②病名としての熱毒 がある。① 病邪名としての熱毒・突然発生する強烈な暑熱。・火邪・熱邪が郁結して毒となったもの。あるいはその性質を持った病原菌・ウイルス。火邪 (熱邪) とは << 外邪って何... 2022.01.05 用語集
天人合一 日本東洋医学発祥の歴史 562年、東洋医学 (中国伝統医学) は、智聡 (チソウ) によって日本に伝えられました。智聡は呉人 (クレヒト) であるため、呉人の居住地区である呉原 (クレハラ・奈良県明日香村) が、その舞台となったと推定されます。詳細をご紹介します。 2022.01.02 天人合一
心療内科・精神科 ストレスによる食欲不振… ごはんと息の通り道 予約の日はまだ先だが、当日電話があって急きょ来院。何かあったかな。まず望診する。顔面の気色が全面で沈んでいる。強度の疲れがあることを示唆する。舌をみる。白膩苔。いつもより明らかに分厚い。日数的にもう生理直前だ。しかし三陰交に「血の充実」を示... 2021.12.29 心療内科・精神科
血の弁証 血熱証 血熱証とは、臓腑の火熱が盛んで、その熱が血分を犯した状態を言います。血分とは、温病 (外感病のうち熱邪が犯したもの) での衛気営血弁証 (衛→気→営→血) の中で、最も深い病位です。この弁証法は、内傷病においても応用されます。 2021.12.25 血の弁証
消化器内科 (肝臓科) 子供の胃食道逆流症 6歳。女の子。定期的に診ている。2021年12月のある日の臨床。いつものように、目視で診察する。子供の場合は望診で行うことが多い。たまに確認のために手で触れて診ることもある。四診とは…望診・聞診・問診・切診 をご参考に。上巨虚に邪が出ている... 2021.12.21 消化器内科 (肝臓科)
ご来院の皆様へ 冬至と血熱 冬至である。この時期は複雑だ。11月ごろから、合谷に反応が出なくなった。合谷は、多くは気分 (比較的浅い病位) の反応を見る穴処である。合谷に限らず、全体的に穴処の反応が静かである。そのかわりに注目しているのは右膈兪 (右八兪も) である。... 2021.12.21 ご来院の皆様へ
さまざまな病気の原因と治療法 疔瘡 (おでき) …東洋医学から見た3つの原因と治療法 おできのことを東洋医学では癤 (せつ) あるいは疔瘡 (ちょうそう) と言います。現代では毛嚢炎と呼ばれ、主に黄色ブドウ球菌による感染症です。中医外科学の内容に従って、癤・疔・癰について説明します。 2021.12.17 さまざまな病気の原因と治療法
整形外科 寒邪による腰痛 12月上旬。一旦寒くなっていたのに、最近、調子はずれに温かい。そんなある日の臨床である。60代、女性。問診はせずに、まずは望診・脈診・腹診。四診とは…望診・聞診・問診・切診 をご参考に。お腹を診ていると…。「イテテテ… 」「ん? どこが痛い... 2021.12.14 整形外科
血の弁証 血瘀証 (瘀血による病態) 血瘀とは、瘀血のある状態をいいます。よって、血瘀証とは言っても瘀血証とは言いません。血瘀とは証の呼び名のこと、瘀血とは病邪のことです。なかなか奥の深い概念です。詳しく説明します。 2021.12.11 血の弁証
ご来院の皆様へ 暖冬の冷え ここ奈良盆地での話であるが、意外と暖かい12月である。10日ほど前にきつい霜が降りた日があった (11月29日) 。いよいよ冬本番か、と思われた。が、それ以降はなく、むしろ暖かくなった感がある。例年この時期はしぐれることはあっても土砂降りの... 2021.12.10 ご来院の皆様へ
自分でできる健康法 冬の乾燥がつらい 冬に肌が乾燥するという人は多いですが、冬バテというのは聞きません。夏バテするという人はいますが、夏に乾燥するという人は少ないですね。東洋医学的に説明します。 2021.12.07 自分でできる健康法
東洋医学って何だろう 中医学における “病因” とは 病気を治すには、病気を知ることです。病気を知るには、その原因を知ることです。中医学では病因をどのように考えるのでしょうか。まず、外感と内傷に大別します。内傷は、五志七情・飲食・労逸が主なものです。病理産物 (痰湿・瘀血など) も重要です。 2021.12.04 東洋医学って何だろう
消化器内科 (肝臓科) 腹痛… 望診の “その上” 運転しながら、一瞬振り向いて後部座席の娘の残像を焼き付ける。前を見て運転しながら、その残像で診察する。この季節、疑わしいのは冷えだ。寒府は? 邪が出てるな。やっぱり冷えがあやしい。 2021.11.30 消化器内科 (肝臓科)
血の弁証 血脱証 血がたくさん出てしまうと死んでしまいます。その危険があるものを血脱証といいます。東洋医学は医学なので、生から死までを説明できます。また、それができなければ大切な体を治療することなどできないと言っていいでしょう。 2021.11.30 血の弁証
ガン ガンとともに 「はい、舌みせて。…はい、いいですよ。舌の色がいいですね。悪いときは白くなってるんやけど、ちゃんと赤みがあります。まあ、上手に生活しておられるのかな? 調子は?」「うん、いいですよ。」体調がいいので、最近、内職を始めた… 2021.11.30 ガン
さまざまな病気の原因と治療法 むずむず脚症候群…東洋医学から見た原因と治療法 【質問】むずむず脚症候群になってしまいました。統合失調症で、抗精神薬を服用しています。煙草を止めれば少しはましになるので、止めれば治ると思っていても精神的に弱くて駄目な自分が情けないです。禁煙以外に何か方法はないでしょうか。精神疾患のため、... 2021.11.30 さまざまな病気の原因と治療法
Q&A 妊娠・出産・産後…疏泄太過と疏泄不及 【質問】子供を授かり、それはありがたいのですが、産後の体調不良に悩んでいます。何に気をつけて生活していけばいいでしょうか。二人目も欲しいと思っているのですが…。まずは、おめでとうございます。授かったお子さんをこれから大切に育てつつ、ご自身も... 2021.11.30 Q&A
口腔外科 口臭、その場で消失 男性。70代。2021年11月30日 9:50心筋梗塞があり、当院で大幅に改善。その後も週に一度のペースで悪化予防と健康維持のために来院しておられる。この日も主訴は特になし。ただし、脈を診ていると鼻から漏れる呼気が異臭を放つ。口を閉じ、安静... 2021.11.30 口腔外科
さまざまな病気の原因と治療法 リウマチ…東洋医学から見た9つの原因と治療法 東洋医学では、リウマチをおこす原因は2つに大別できます。それは、「外感」と「内傷」です。外感は、気象変化による病因のことで、たとえるなら敵軍です。内傷は、たとえるなら城の守りを弱らせる内部の混乱…城そのものの問題です。 2021.11.30 さまざまな病気の原因と治療法
血の弁証 血虚証 血虚証とは何か。中医証候鑑別診断学に基づき、詳しく説明します。血虚証を理解するには、気と血の関係を理解することが大切です。顔色が白い・眩暈・動悸・舌色が淡い・脈虚細などは、気虚・血虚ともに見られる証候です。どのように鑑別するのでしょう。 2021.11.29 血の弁証
自分でできる健康法 カゼの養生食…傷寒論から学ぶ 傷寒論は、西暦200年ごろの張仲景による書物であり、東洋医学にとって「黄帝内経」に並ぶバイブル的存在です。ここでまず出てくるのが「桂枝湯」というカゼ薬で、その説明の条文に、食養生について触れられています。その食養生を紹介したいと思います。 2021.11.27 自分でできる健康法
傷寒論私見〔58~〕 傷寒論私見…茯苓四逆湯〔69〕 69発汗、若下之、病仍不解、煩躁者、茯苓四逆湯主之、まず、結論からです。汗下法をかけることによって、急激に下焦の陽気 (腎陽) を弱らせ、陽気が格拒されて上に押しやられ上焦の熱 (心火) をひどくし煩躁する。汗下法で中焦のバケツが急激に小さ... 2021.11.27 傷寒論私見〔58~〕
傷寒論私見〔58~〕 傷寒論私見…芍薬甘草附子湯〔68〕 68 発汗、病不解、反悪寒者、虚故也、芍薬甘草附子湯主之、▶悪寒があるのに桂枝がない28 服桂枝湯、或下之、仍頭項強痛、翕翕発熱、無汗、心下満微痛、小便不利者、桂枝去桂加茯苓白朮湯主之、28枝去桂加茯苓白朮湯でも、「翕翕 (=衣服をたくさん... 2021.11.27 傷寒論私見〔58~〕
傷寒論私見〔58~〕 傷寒論私見…厚朴生姜半夏甘草人参湯〔66〕 66 発汗後、腹脹満者、厚朴生姜甘草半夏人参湯主之、発汗後に脾気滞を生じていますが、情報が少ないです。60条「下之後、復発汗、必振寒、脈微細、以内外倶虚故也、」を思い出しながら考えます。桂枝湯証を発汗し、発汗しすぎた。下剤はかけていないので... 2021.11.27 傷寒論私見〔58~〕
傷寒論私見〔58~〕 傷寒論私見…苓桂甘棗湯〔65〕 65 発汗後、其人臍下悸、欲作奔豚、茯苓桂枝甘草大棗湯主之、桂枝湯証に桂枝湯を与え、発汗過多となる。65桂枝甘草湯証では胸に動悸がありましたが、本証は臍下に動悸がある。たまに見かけます。下腹に動悸がしてしんどい。“欲作奔豚” …いまや奔豚を... 2021.11.27 傷寒論私見〔58~〕
傷寒論私見〔58~〕 傷寒論私見…奔豚とは 奔豚とは、下腹からノドに向かって、豚がドドドドドッと走るような感覚があり、死を意識するほどの苦痛を伴う病証です。パニック障害も、発作で「死ぬかと思った」という表現を患者さんはされます。共通点があります。65条「発汗後、其人臍下悸、欲作奔豚、... 2021.11.27 傷寒論私見〔58~〕
傷寒論私見〔58~〕 傷寒論私見…桂枝甘草湯〔64〕 64 発汗過多、其人叉手自冒心、心下悸、欲得按者、桂枝甘草湯主之、▶神舎が弱った桂枝湯証を発汗させ過ぎた。すると動悸が出た。手を交叉させて心臓部分を冒 (おお) う。胸を押さえたがる。喜按ですね。虚証です。こういう人は、寝るときもうつ伏せに... 2021.11.27 傷寒論私見〔58~〕
傷寒論私見〔58~〕 傷寒論私見…麻黄杏仁甘草石膏湯〔63〕 63 発汗後、不可更行桂枝湯、汗出而喘、無大熱者、可与麻黄杏仁甘草石膏湯主之、桂枝湯はジワッとした汗が出たらすぐに服用を止めなければならない。いつまでも服用を続けると発汗過多になってしまう。そうした発汗過多後に、自汗・呼吸困難が出たら麻黄杏... 2021.11.27 傷寒論私見〔58~〕
傷寒論私見〔58~〕 傷寒論私見…桂枝加芍薬生姜各一両人参三両新加湯〔62〕 62 発汗後、身疼痛、脈沈遅者、桂枝加芍薬生姜各一両人参三両新加湯主之、▶概略桂枝湯証を発汗しすぎて、脱水を起こしたときの一例です。体が痛くなった。脈は沈遅である。16条で、「太陽病、発汗、…」という表現は、桂枝湯証を発汗し…と読んでみるん... 2021.11.27 傷寒論私見〔58~〕
傷寒論私見〔58~〕 傷寒論私見…乾姜附子湯〔61〕 61 下之後、復発汗、昼日煩躁不得眠、夜而安静、不嘔不渇、無表証、脈沈微、身無大熱者、乾姜附子湯主之、▶三陽の病ではないこの条文は60条を承けています。60「下之後、復発汗、必振寒、脈微細、以内外倶虚故也、」桂枝湯証を下し、発汗した。ダブル... 2021.11.27 傷寒論私見〔58~〕
傷寒論私見〔58~〕 傷寒論私見…亡津液〔58・59・60〕 58 凡病、若発汗、若吐、若下、若亡津液、陰陽自和者、必自愈、▶亡津液をも念頭に16条を承けています。16「太陽病、三日、已発汗、若吐、若下、若温針、仍不解者、此為壊病、桂枝不中与也、観其脈証、知犯何逆、随証、」16条では、太陽病 (桂枝湯... 2021.11.27 傷寒論私見〔58~〕
傷寒論私見〔32~〕 傷寒論私見…復煩〔57〕 57 傷寒、発汗解、半日許復煩、脈浮数者、可更発汗、宜桂枝湯、主之、▶二陽併病で劇症二陽併病です。だから桂枝湯なのです。経過の短いパターンです。劇症です。これも難解ですね。単純に考えてみましょう。傷寒を発汗したら解した。半日したらと書いてい... 2021.11.27 傷寒論私見〔32~〕
傷寒論私見〔32~〕 傷寒論私見…承気湯 or 桂枝湯〔55・56〕 55 傷寒、脈浮緊、不発汗、因致衄者、麻黄湯主之、▶鼻血が出て治るものは麻黄湯証傷寒で、汗が出ずに、衄が出て治るもの、これは麻黄湯証だ、という法則を歌っています。この法則を踏まえたうえで、次の56条をよく読んで考えなさい、という意図がありま... 2021.11.27 傷寒論私見〔32~〕
傷寒論私見〔32~〕 傷寒論私見…二陽併病〔48〕 48 二陽併病、太陽初得病時、発其汗、汗先出不徹、因転属陽明、続自微汗出、不悪寒、若太陽証不罷者、不可下、下之為逆、如此可小発汗、▶本条文の着眼点二陽併病は46条でも展開しました。「其れ」とか「此れ」とか、指示代名詞が多いですね。44条「太... 2021.11.27 傷寒論私見〔32~〕
傷寒論私見〔32~〕 傷寒論私見…衄と併病の臨床例〔46・47〕 46 太陽病、脈浮緊、無汗、発熱、身疼痛、八九日不解、表証仍在、此当発其汗 、服薬已、微除、其人発煩、目瞑、劇者必衄、衄乃解、麻黄湯主之、さあ、難しい条文ですね。これは、ど真ん中ストライクではないが、ぎりぎり的に当てて治癒に導いた臨床例です... 2021.11.27 傷寒論私見〔32~〕
傷寒論私見〔32~〕 傷寒論私見…44条の法則〔44〕 44太陽病、外証未解者、不可下也、下之為逆、欲解外者、宜桂枝湯、主之、▶外証未解 3つの法則本条は42条を承けながらも、大原則を歌っています。原則は3つあります。まず、分かりやすくするために条文を2つに分けましょう。太陽病、外証未解者、不可... 2021.11.27 傷寒論私見〔32~〕
傷寒論私見〔32~〕 傷寒論私見…桂枝加厚朴杏仁湯〔42・43〕 42 太陽病、外証未解、脈浮弱者、当以汗解、宜桂枝湯、▶37条からの流れこの条文は、37条の補足であり、37条と同列にして異なる原則を示しています。37「太陽病、十日以去、脈浮細而嗜臥者、外已解也、設胸満脇痛者、与小柴胡湯、脈但浮者、与麻黄... 2021.11.27 傷寒論私見〔32~〕
傷寒論私見〔32~〕 傷寒論私見…小青龍湯〔40・41〕 40 傷寒、表未解、心下有水気、乾嘔、発熱而欬、或渇、或利、或噎、或小便不利、小腹満、或喘者、小青龍湯主之、▶アウトラインまず、小青龍湯という名称です。明らかに、大青龍湯と陰陽関係にあります。病理の上で、大青龍湯を意識しながら考えていきます... 2021.11.27 傷寒論私見〔32~〕
傷寒論私見〔32~〕 傷寒論私見…大青龍湯その2〔39〕 急に体が重くなることってありますよね。低気圧の襲来とか、嫌なことがあったりだとか、むちゃ食いをした後だったりだとか。また、コロナの後遺症なんかもそうです。中医学で言えば「重い」といえば湿です。それは当然基本なのですが、より高次の原因に風邪 ... 2021.11.27 傷寒論私見〔32~〕
傷寒論私見〔32~〕 傷寒論私見…大青龍湯 その1〔38〕 子どもが3人いますが、彼らが小さかった頃は、発熱するたびに悪戦苦闘でした。こんなヤブ医者に任せられないと見るや、妻が病院に連れて行ったものです。 しかしその繰り返しの中で、腕を磨きました。いまは、発熱などの感染症で手こずることはなくなりまし... 2021.11.27 傷寒論私見〔32~〕
傷寒論私見〔32~〕 傷寒論私見…小柴胡湯か麻黄湯か〔37〕 小柴胡湯とは少陽病の薬です。現代人は少陽病の人がほとんどですね。外に発散もできない (太陽病) 、ウンチでスッキリもできない (陽明病) 、それでモヤモヤが少昜にこもってしまう。本条文によれば、少陽病には2つの特徴があります。 2021.11.27 傷寒論私見〔32~〕
傷寒論私見〔32~〕 傷寒論私見…麻黄湯〔35・36〕 麻黄湯といえば、カゼ薬として知られています。それはそれで間違いではないのですが、ただのカゼ薬と考えれば、それだけのものになってしまいます。漢方薬とはそんな浅いものではありません。麻黄湯は「表証」の薬です。表と裏は陰陽です。表を治せば裏も治る... 2021.11.27 傷寒論私見〔32~〕
傷寒論私見〔32~〕 傷寒論私見…葛根加半夏湯〔33〕 33 太陽与陽明合病、不下利、但嘔者、葛根加半夏湯主之、▶傷寒の嘔逆との違い嘔というのは、「おー」という声のことです。嘔吐物はあってもなくても、「嘔」はあるというのが、ここで言いたいことです。桂枝湯証に乾嘔があり、麻黄湯証に嘔逆があるならば... 2021.11.27 傷寒論私見〔32~〕
傷寒論私見〔32~〕 傷寒論私見…太陽陽明合病とは 太陽と陽明の合病という言葉が以下の条文に出てきます。張仲景先生の文体は、簡略に過ぎるため洞察力・言語力が必要です。そのためにはまず、すぐれた国語力が必要です。まず、太陽陽明合病とは何か、ということを明確にしてから、それぞれの薬の説明に行きた... 2021.11.27 傷寒論私見〔32~〕
傷寒論私見 〔1~〕 傷寒論私見…葛根湯その1〔31〕 葛根湯は、桂枝湯 (補剤) と麻黄湯 (瀉剤) の合法に葛根を足したものです。虚実錯雑に効く特徴を兼ね備えています。 2021.11.27 傷寒論私見 〔1~〕
傷寒論私見 〔1~〕 傷寒論私見…甘草乾姜湯・芍薬甘草湯・調胃承気湯・四逆湯〔29〕 29 傷寒、脈浮、自汗出、小便数、心煩、微悪寒、脚攣急、反与桂枝湯、欲攻其表、此誤也、得之、便厥、咽中乾、煩躁吐逆者、作甘草乾姜湯与之、以復其陽、若厥愈足温者、更作芍薬甘草湯与之、其脚即伸、若胃気不和、譫語者、少与調胃承気湯、若重発汗、復加... 2021.11.27 傷寒論私見 〔1~〕
傷寒論私見 〔1~〕 傷寒論私見…桂枝去桂加茯苓白朮湯〔28〕 28 服桂枝湯、或下之、仍頭項強痛、翕翕発熱、無汗、心下満微痛、小便不利者、桂枝去桂加茯苓白朮湯主之、▶結論から桂枝湯証に桂枝湯を与えた。あるいは陽明病かと思って下した。ところがなお、頭項強痛し、さむがって発熱し、微似汗が見られない。心下満... 2021.11.27 傷寒論私見 〔1~〕
傷寒論私見 〔1~〕 傷寒論私見…桂枝二越婢一湯〔27〕 27 太陽病、発熱、悪寒、熱多、寒少、脈微弱者、此無陽也、不可発汗、宜桂枝二越婢一湯、▶はじめに見ての通り、症状としては往来寒熱と脈微弱しかありません。これで太陽病というのは無理があります。これでは少陽病との見分けがつきません。少陽病には太... 2021.11.27 傷寒論私見 〔1~〕
傷寒論私見 〔1~〕 傷寒論私見…白虎加人参湯〔26〕 26 服桂枝湯、大汗出後、大煩渇不解、脈洪大者、白虎加人参湯主之、▶風邪の勢いが強すぎた可能性24 太陽病、初服桂枝湯、反煩不解者、先刺風池風府 、却与桂枝湯則愈、25 服桂枝湯、大汗出、脈洪大者、与桂枝湯、如前法、この2つの条文を承けてい... 2021.11.27 傷寒論私見 〔1~〕
傷寒論私見 〔1~〕 傷寒論私見…桂枝二麻黄一湯〔24・25〕 24 太陽病、初服桂枝湯、反煩不解者、先刺風池風府 、却与桂枝湯則愈、25 服桂枝湯、大汗出、脈洪大者、与桂枝湯、如前法、若形如瘧、日再発者、汗出必解、宜桂枝二麻黄一湯、▶結論から▶文の構成 ①②と③24条と25条は、合わせて読んでいきます... 2021.11.27 傷寒論私見 〔1~〕
傷寒論私見 〔1~〕 傷寒論私見…桂麻各半湯〔23〕 ▶虚実錯雑を原典に求める 虚実錯雑という言葉は、本ブログでたまに使います。補法なら安全だ、とよく言われますが、実際の臨床で持続的に効果を上げる上では、必ずしもそれは言いえていません。虚実錯雑だからです。深く考察してみましょう。 2021.11.27 傷寒論私見 〔1~〕
傷寒論私見 〔1~〕 傷寒論私見…桂枝去芍薬湯〔22〕 桂枝去芍薬湯証と桂枝去芍薬加附子湯についてです。ここでいう太陽病とは16条で説明したように、桂枝湯証のことです。これを誤って下してしまった。成書では、胸に邪が陥下して胸陽が伸びない状態であると説明されます。 2021.11.27 傷寒論私見 〔1~〕