貫とは…経絡流注の字源・字義

貫の字源・字義

貫 【訓】つらぬく

錢貝之貫。从毌、貝。《説文解字》

「毌」は、丸い貝を紐で貫いた形を示す象形文字。うがつ・つらぬく。

「貫」は、方孔錢 (四角い穴の開いた丸い硬貨) にひもを通す様子。穿つ・通す・連ねる。→慣・習慣。
貝は硬貨を示す。

臓腑経絡学での読み方

腎足少陰之脉.…出膕内廉.上股内後廉.貫脊.《霊枢・経脈10》

【訳】腎足少陰の脈は、膝の内後側に出て、股の内後側を上り、脊椎を貫く。

真ん中に穴の空いたもの、その穴に脈気が通り抜けるというイメージです。あるいは穴はなくともその中心を穴を開けて貫くようなイメージです。

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