実際の治療例

腎臓内科・泌尿器科

膀胱炎 (80才) 10分で完治?

中医学的な膀胱炎の病理を、鍼灸の臨床例のなかで説明する。膀胱炎は中医学では「淋疾」と呼ばれる。「膀胱」に熱がこもることが基本的な病理である。この熱は、心肝邪熱・脾胃湿熱が主なソースとなる。ソースを経つことで改善をねらう。
カゼ

カゼが治らない (慢性風邪)

東洋医学的に見た、慢性カゼの症例検討である。表証という概念を用いて外邪を除去し、正気という概念を用いて脾虚を改善し生命力を増強する。
神経内科

パーキンソン病…中断患者からの電話

見返りを求めない、ひたすらの努力 ……真心。 これが両者にあれば…! ほとんど治療していないのにパーキンソン病が治ったと報告を受けました。こちらも驚いた症例です。
膠原病・リウマチ科

リウマチの完治例

リウマチの中医学的な症例検討である。鍼灸を用いた。CRPが正常値となり、医師から完治と告げられた症例である。両手指・両手関節・両肩関節・左膝関節両手指・両手関節・両肩関節・左膝関節。特に左手指の第2・3・4指のこわばり・痛み。
耳鼻咽喉科

鼻閉と呼吸、そして衝脈

パニック障害の中医学的な症例報告である。呼吸が苦しく感じるることで不安が増幅されるものに、鍼灸によるアプローチを行った。
耳鼻咽喉科

蓄膿…湿熱による鼻閉

蓄膿…湿熱による鼻閉tikuno耳鼻咽喉科 31歳男性。 「8歳から花粉症で、28歳で蓄膿と言われました。」 つらそうな鼻声。 「ふくらはぎが重くてだるいんです。」 「ふくらはぎが重いのも、鼻が出たり詰まったりするのも、モタモタした水が原因...
カゼ

ノロウイルスの症例

ノロウイルスの鍼灸による症例である。中医学的に考察する。中医学では汗法・吐法・下法を「汗吐下」とも称し重視する。吐法が速やかな症状の収束につながったと思われる症例である。
耳鼻咽喉科

めまいと陽亢

めまいについての中医学的な症例検討である。陽亢と夜ふかしとの関係について考察する。
婦人科

月経前緊張症 (PMS) と目

月経前緊張症 (PMS) の一症例を検討しつつ、精神疲労と眼精疲労から東洋医学における「血」を考察する。
総合診療科

足の冷えと痰湿… “治未病” のフェーズ

60歳。男性。健康管理のために定期的に来院されている。 年明けの1月7日。 いつものように、まずは体の診察から。 何から診るかというと、4日の診療開始日から、みんな同じように出ている “あの反応” からだ。うん、やっぱりこの患者さんにも同じ...
心療内科・精神科

ストレスによる食欲不振… ごはんと息の通り道

予約の日はまだ先だが、当日電話があって急きょ来院。何かあったかな。 まず望診する。顔面の気色が全面で沈んでいる。強度の疲れがあることを示唆する。舌をみる。白膩苔。いつもより明らかに分厚い。 日数的にもう生理直前だ。しかし三陰交に「血の充実」...
消化器内科 (肝臓科)

子供の胃食道逆流症

6歳。女の子。定期的に診ている。2021年12月のある日の臨床。 いつものように、目視で診察する。子供の場合は望診で行うことが多い。たまに確認のために手で触れて診ることもある。 四診とは…望診・聞診・問診・切診 をご参考に。 上巨虚に邪が出...
整形外科

寒邪による腰痛

12月上旬。一旦寒くなっていたのに、最近、調子はずれに温かい。そんなある日の臨床である。 60代、女性。 問診はせずに、まずは望診・脈診・腹診。 四診とは…望診・聞診・問診・切診 をご参考に。 お腹を診ていると…。 「イテテテ… 」「ん? ...
消化器内科 (肝臓科)

腹痛… 望診の “その上”

運転しながら、一瞬振り向いて後部座席の娘の残像を焼き付ける。前を見て運転しながら、その残像で診察する。この季節、疑わしいのは冷えだ。寒府は? 邪が出てるな。やっぱり冷えがあやしい。
ガン

ガンとともに

「はい、舌みせて。…はい、いいですよ。舌の色がいいですね。悪いときは白くなってるんやけど、ちゃんと赤みがあります。まあ、上手に生活しておられるのかな? 調子は?」「うん、いいですよ。」体調がいいので、最近、内職を始めた…
口腔外科

口臭、その場で消失

男性。70代。2021年11月30日 9:50 心筋梗塞があり、当院で大幅に改善。その後も週に一度のペースで悪化予防と健康維持のために来院しておられる。 この日も主訴は特になし。 ただし、脈を診ていると鼻から漏れる呼気が異臭を放つ。口を閉じ...
出血

出血 (大量下血) の症例

中医診断学には「血証」と呼ばれる概念がある。出血する病のことである。邪熱 (実熱) が、深い部分 (営血分) に影響・侵入して、血絡を傷つけると出血する。統血作用が低下しても出血が起こる。この理論通りに治療できるか、症例をあげて検討したい。
消化器内科 (肝臓科)

腸閉塞と目

二千年も前の書物である《黄帝内経》には、目の使いすぎは血を消耗すると記されている。現代ほど目を目を酷使する時代はないと思われるが、古代中国においてすでに着目していたのである。これからの研究課題として、非常に面白いと思う。症例を提示する。
循環器内科

胸痛とたべもの

中医学においては、「飲食は有節を貴ぶ」とします。つまり、節度をもって飲食せよということです。中医学では、胸痛の病因にも飲食の不節制を挙げています。臨床例を挙げて解説します。
循環器内科

胸痛と湿邪

「気象病」の不定愁訴はさまざまですが、今回は胸痛の症例をあげます。東洋医学では湿気による体調変化を外邪 (湿邪) によるものと考えますが、外邪 (引き金) の影響を受けるのは、そもそもの問題 (火薬) があるからです。詳しく考察します。
テキストのコピーはできません。