自分でできる健康法

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「痛み」は「痛い」から治る?

痛みはなぜ存在するのか。痛みはどのようにすれば治るのか。 これを、模式的に考えてみましょう。 上図のように、手首に「切り傷」を負うとします。 時間がたてば傷口がくっついて、ふさがってきます。この時、手首を動かすと「痛い」と感じる方向 (姿勢...
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冬病夏治・夏病冬治

東洋医学には、冬病夏治・夏病冬治という言葉がある。冬の病気を、夏の間に予防・治療する。夏の病気を、冬の間に予防・治療する。そういう意味である。では、具体的に何を行えばよいのか。東洋医学の原理にのっとって説明する。
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気閉はコルク栓… 感謝と謙虚で栓を抜く

気閉と気脱は陰陽です。この2つをコルク栓の開け閉めにたとえて説明します。気閉も気脱も重症をイメージさせますが、慢性的な軽症にも当てはめてかんがえてみましょう。そのとき、症状の緩解と悪化を繰り返すカラクリが見えてくるかも知れません。
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信とは… 脾が育てる生命力

「信愛」という言葉があります。これさえあれば家庭も世界も平和ですね。体にも良くないはずがありません。信と愛は陰陽です。信は理性、愛は感情です。理性と感情も陰陽です。これを踏まえながら「信」とは何かを考えます。
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自由と束縛

自由と束縛。 これは陰陽である。陰陽とは「夫婦」のようなもので、全く真逆の概念でありながら互いが互いを助け合い、高め合って「一つの家庭」を形成するものである。どちらかが欠けては成り立たないし、どちらかが力を持ちすぎると、それは崩壊する。 自...
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天人合一… すこやかであるために

地球と人体を相似関係として捉えるのが「天人合一思想」です。この観点から、人体の健康と地球の平和とは相似関係ということができ、そうあるためには互いに共通する要因が求められると言えます。《易経》《素問》《老子》などを引用して考察します。
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肝心なところに気をつけよう!

コントロールすべき部分に神経質なまでの努力を払い、コントロールする価値のないことには無頓着である。これは健康であるための秘訣であろう。こだわるべきところにこそ、最大限の心血を注ぎたい。
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奇跡って何だろう

信じられない話があります。肝臓という臓器は、4分の3を切り取られても、元どおりに再生するというのです。僕だったら?確実に死にますね。 仮に生き延びたとしても、手が生え足が生え…などあり得ないことです。そんなことがもし起こったら、それは奇跡で...
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冬の乾燥がつらい

冬に肌が乾燥するという人は多いですが、冬バテというのは聞きません。夏バテするという人はいますが、夏に乾燥するという人は少ないですね。東洋医学的に説明します。
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カゼの養生食…傷寒論から学ぶ

傷寒論は、西暦200年ごろの張仲景による書物であり、東洋医学にとって「黄帝内経」に並ぶバイブル的存在です。ここでまず出てくるのが「桂枝湯」というカゼ薬で、その説明の条文に、食養生について触れられています。その食養生を紹介したいと思います。
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幸せって何だろう…うらの畑でポチがなく

中国文明がいかに農耕と関わりがあるか。これは漢字の成り立ちに農が多く関わることからも容易に想像できます。東洋医学はそうした文化の中で生まれました。土を耕し育て食す。古代中国人にとって、これは癒やしの根幹にある常識だったのかもしれません。
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冬場の活動量が、夏場をこえない

《素問・四氣調神大論》に、春は “発陳”、夏は “蕃秀”、秋は “容平” 冬は “閉蔵” とある。これが、冬場の活動量が夏場をこえてはならない文献的な根拠となる。臨床を交えて解説したい。
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更年期と “徳”

東洋医学の原典である《素問》の冒頭は《上古天眞論》ですが、ここには健康であるための秘訣が挙げられています。中でも注目すべきは「徳」です。東洋医学独特ともいえる養生法と、老化を象徴する更年期とを重ね、いかに「老い」を生きるべきかを考えます。
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“肝臓” を考える…東洋医学とのコラボ

肝臓には500以上の働きがあると言われ、様々な病気と関わる “主役級の臓器” です。と同時に寡黙で “沈黙の臓器” とも呼ばれます。これを往年の名優、高倉健に例えつつ、東洋医学ともコラボしながら、肝臓とは何か、病気の原因とは何かを考えます。
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化学物質過敏症

有害化学物質は、少なければ少ないほどいい。同時に、ストレスも少なければ少ないほどいい。ポイントは、この2つをいかに両立させるかです。過度に排除すればストレスを増し、気にせずにいれば摂取が増えます。両者をともに生かす方法を「陰陽」で考えます。
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自然 (じねん) って何だろう

自然を眺めてみます。まず目に映るのは生命です。それは草木、樹木です。植物は静止しているかに見えて、少しずつ成長しています。勝手に、しなやかに、美しく健全に成長しています。成長の向かう方向、それは肯定的であり、健全にして健康です。
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「木火土金水」…五行と健康

この宇宙は、木・火・土・金・水によって成り立つ。同じく、この体も五行によって成り立つのです。それが、五臓六腑という考え方につながります。東洋医学とは、五臓六腑それぞれの性格を学ぶことです。その性格を端的に示したのが、木火土金水、すなわち五行です。
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脾はなぜ重要か…東洋医学の「土」の哲学

東洋医学では「脾」はもっと重要視されると言ってもいい。五行では脾は中央に配当され、土であるとされる。そして脾という字の「卑しい」という部分。これらが一つにつながって、本当に「尊い」ものとは何かを問いかけてくる。
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自分と向き合う、体と向き合う

自分に向き合う。これを東洋医学的に言い換えれば、「心神」 が「肝魂」に向き合う姿だ。これは、反射的行動 (肺魄) に反映される。 心神と肝魂は表裏一体、協調して「こころ」を形成する。 反射的行動は、その人の「生活習慣」に大きく関わる
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東洋医学を勉強しよう

東洋医学では、どのように人の体を、そして心を捉えているのでしょう。とっつきにくいこの学問ですが、それを理解できたならば、今までとはまったく違った病気の成り立ちに気づくことができるかもしれません。ご一緒に勉強しましょう!
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