ガン

冷えとガン

皮膚がんの一種である有棘細胞がんは、巨大化すると膿を排出し悪臭を伴うことがある。これに対して、中医学に基づいた鍼治療を行い、一度の施術で悪臭の激減を見た症例を検討する。
よもやまばなし

勝負の心得… 2023WBCに学ぶ

勝負とは何か。結果とは何か。本番に強くなるための秘訣とは? 名采配で日本中に感動をあたえた2023WBCに学ぶ。
新型コロナ

光明皇后の「医の原点」に学ぶ

「俺の体中の膿を、くまなく口でチュウチュウ吸い出せ」。光明皇后に、その貧者は無理無体なことを言い出した。皇后は嫌な顔ひとつ見せず「はい、分かりました」とばかりに吸っては吐き、吸っては吐き、やがて全身の膿を吸い終わる。
耳鼻咽喉科

花粉症の症例

花粉症の症例検討である。花粉をされることも必要だが、花粉に反応しにくい体を作ることをも重視する。
ご来院の皆様へ

白米と深い「ひと息」

3月11日 (2023) 土曜日。 奈良の最高気温は24.8℃だった。もう少しで夏日となるところだった。 異常気象である。 人体にも異常が出ている。 腸胃に熱がこもっている。上巨虚に実の反応がある。急な温かさで、熱がこもったのだ。
陰陽気血の弁証

陰虚証

陰虚とは、精血不足あるいは津液不足があり、そこに熱を生じたものです。 陰が弱く、陽を制御することができないために熱を生じます。
小児科

発達障害 (グレーゾーン) の芽 —その2—

男児の症例である。ずっと部屋に閉じこもって、壁を殴ったり、暴れたりしていたが、母親に “子供は預かりものである” というアドバイスを与えると、まもなく問題の行動は見られなくなり、素直になった。
Q&A

花粉症と小青竜湯と傷寒論

中国伝統医学による小青竜湯の使用方法について、傷寒論に則って考察する。
鍼灸って何だろう

内科疾患の鍼灸学習方法

内科疾患を鍼灸で治療するにはどのようにしたらよいかという質問に答えます。痛みであろうが内科疾患であろうが、痛いところに鍼をせず、中医学的診断による鍼をする。この姿勢を貫くことが、内科疾患を自由自在に扱うための秘訣です。
自分でできる健康法

加熱 (カイロ) と保温 (重ね着)

間の体温 (深部体温) は、約37℃である。 つまり人間の体は、37℃のお湯がはいったペットボトルの容器のようなものである。たとえば気温が10℃だと、放っておけばやがて37℃のお湯は冷めて、10℃になってしまう。 冷めないようにするにはどうすればいいか。 ペットボトルをタオルでグルグル巻きにするのである。一重で足りなければ二重に、二重で足りなければ三重に巻けばいい。これが服の重ね着である。皮膚から服の表面までの空気の層が厚ければ厚いほど保温性が高くなる。ピチッとした服をいくら重ね着しても、保温性は高くない。
ガン

20年診続けた患者さん

ガンが発覚する直前というのは無症状であることが多い。これを思えば症状がないからといって安心してはならない。症状の有無を超越し、体に問題がないかを見抜く技術が必要だ。これがなければ、患者さんは本当に安心して体を預けることができない。
医療って何だろう

気にしすぎ、上等。…悪化直前を見破るまで

医療に関わる者として、大切な要素に「気にする」ということが挙げられる。普通の人が気にも止めないことを、真剣にに考える。だからこそ、見えない世界が見えてくるのである。悪化直前を見抜けるか。臨床の一例を挙げて考察する。
総合診療科

悪化直前の脈

「治未病」…いまだ病まざるを治す。これは中国伝統医学の基幹となる部分である。脈診において、私個人の臨床経験から得られた「治未病」の一つの体現を紹介する。
心療内科・精神科

不安障害

病気の症状は「他人」と同じ。だからコントロールしにくい。 病気の原因 (生活習慣) は「自分」と同じ。だからコントロールしやすい。 他人の目を気にせず、自分に目を向けることの大切さは、 他人を変えようとせず、自分を変えようとすることに等しい。
自分でできる健康法

非アルコール性脂肪性肝炎 (NASH) と薬物性肝障害

原因不明の肝炎についてご質問をいただきました。まずは肝臓が何をする臓器なのかを知ることが大切です。なぜ肝臓が窮地に立たされたのか、その原因をご自分の生活習慣に照らし合わせて考えることです。専門家の診察と指導を仰ぐことです。
Q&A

人間を学ぶ、宗教を学ぶ

【質問】どうすれば、先生のように心持ちや技術を高めていくことができるのでしょうか。特に心持ちを学ぶにはどうしたらいいのか。なにか参考になる書籍などありましたらお教えいただけますでしょうか?
用語集

“壮水之主、以制陽光”
“益火之源、以消陰翳”

陰虚証の治法に “壮水之主、以制陽光” という言葉が、また陽虚証の治法に “益火之源、以消陰翳” という言葉が挙げられることがあります。詳しく解説します。
用語集

身熱不暢とは

身熱不暢とは、発熱の臨床的な一分類。湿温病で見られる。 病人は熱感を強く感じるが、術者の手で皮膚に触れるとさほど熱くない。しかし、しばらく触れているとやがて手を灼くような暑さを覚えるものをいう。
ご来院の皆様へ

「押入れ」の疲れ

疲れがあるはずなのに感じない。それは、片付けるべきものがあるのに目に見えないのと同じです。つまり、押入れに入ってしまっている。 詳しく説明します。
自分でできる健康法

見た目と中身… 究極の「人目」を気にする

「見た目」と「中身」はどちらが大切か、これは針と糸と同じで、どっちも大切です。しかし、どちらを先にするか、優先するかということは、はっきりさせる必要があります。 見た目や人目が気になるのは悪いことではありません。なんなら究極まで気にしたらいい。
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