心の欲するままに… 本当にしたいこととは結局?

論語

FBに投稿した僕の記事に、S先生がコメントを下さいました。その会話をご紹介します。

S先生は、僕がかつて所属していた勉強会の先輩です。

【S先生】

自分自身の生活スタイル・価値観・癖…
病を生み育てる土壌がそこにあると考えています。

何より、
こうしたい
ああしたくない
…に潜んでいると感じています。

間違えたくない
嫌いな出来事を避けたい 
損したくない 
負けたくない
…当たり前ですよね。

しかし、そこにこだわれば、それは大きなストレスへと成長して行きます。

多くはその方の生き方の癖ですから、
どこに行っても、何を変えようが、外の条件のみを変えている限り、何も変わらないでしょう。

そのこだわりこそ自分を苦しめる病への温床と捉えて、
それを変えていけるように工夫していきたいと思っています。

【投稿者】

孔子の
“心の欲するところに従いて矩 (のり) をこえず”
したいと思うことをやって、道からはずれない。健康であるための養生からも外れない。

そういう境地に至る。人生の目的の一つなのかもしれません。

しかし、多くの人はその目的に向かおうという価値観がありません。社会全体に価値観がないからだと思います。

大自然は、われわれにどういう生き方を求めているのか。
それをできるだけ明らかにすることは、本グループの目的でもあります。

この度の先生のコメントも、それに沿ったものであると感じました。

いつもありがとうございます。

【S先生】

自分の本当にしたい要求に気付けば、したい放題でも大自然の理に従う行動となる。

矩とは、宇宙の法則の様なものだと捉えています。

自分に利する事を楽しいと感じず
他者の悲しみを悲しみ
喜びを喜ぶ

そして自らは
愚かものと評されたい

みたいな… 賢治節ですね。

【投稿者】

他者の悲しみを悲しみ
他者の喜びを喜ぶ
そして自らは愚かなものと評されたい

本当にいい言葉ですね。

これが大自然の理法にかなう生き方かと思います。

僕もそうなりたい。

本当に健康になるためには、心がのびのびしている必要があります。
好きに生きる。

ただし、好き放題をやって他人に迷惑をかけるならば、その好き放題は長続きしません。

好き放題をやって、それが他人を喜ばせる。
したいことをやっているだけなのに、それが他人を幸せにする。
そうすれば、
他人に受け入れられる。
他人とうまくやれる。

この好き放題は長続きします。持続可能です。

たとえば、他人にものを与えたい。だから与える。
見返りはどうでもいい。ただ与えたいだけ。喜ぶ顔がみたいだけ。
他人の役に立ちたい。ただそれだけ。

他人とは…。
もちろん、身の回りのありとあらゆる人たち。
身近なところでは、家族 (親・連れ合い・子供) も。
そして、もっとも近くにいる他人とは
自分の思うようにならない。自由にコントロールできないもの…。
それは、この体、そしてこの自分自身です。

それらと上手くやる。

人体組織としては、それが健康です。
家族組織としては、それが一家団欒 (だんらん) です。
社会組織としては、それが世界平和です。

心の欲するままに。いちばん楽な生き方。

それが歩むべき「道」です。

本当の「好き放題」を、求めてやみません。

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