安らいで休む

“意識して休もう”
ガンを患う方がFacebookに投稿された肉声である。
“山登りで途中でやめて帰るのができない人が多い。大抵の方は山頂まで登り切る”
深い例えだ。詳細は下リンクを開いてご覧いただきたい。核心をつく内容である。

「休む」と「頑張る」は陰陽である。いままで頑張りすぎたならば、意識して休むことこそ重要になる。ところが、その「休み方」が分からない。だからつい、最後までやり切ってしまう。

休み方。

どうすればうまく休めるのだろう。

まずは形から入る。大切なことだ。疲れる前に少しでも横になる。夜は早く床につく。

つぎは心である。心が安んじていないと休んでいるとは言えない。

心を安んずる。

どうすればそんなことが出来るのか。いま、この体は病んでいるのである。そんな状況下で、どうすれば…。

心を安んずるには、食事の節度を保つことが大切である。食べ過ぎない。間食しない。胃と心はつながっている。胃がスッキリしていれば心もスッキリする。心がスッキリしていないと、安心は得られない。甘い誘惑に逃げてしまうと、その時は安心したかのように思うが、後から不安が押し寄てくる。この不安は、痰湿 (飲食不摂生による副産物) という物理的なものである。

ただし、そこをクリアしても尚、行く先の不安は波のように押し寄せてくる。かなたから押し寄せてくるこの不安に、どう向き合ったらいいのだろうか。

いいや、先のことではない。今のことだ。今というこの瞬間なのだ。この瞬間にしか、我々は生きる場所を与えられていない。休む場所を与えられていない。思うことを許されていない。不安なのは今ではない。不安なのは、知りも見もせぬ先のことなのだ!

その思い、その思いをこの瞬間に持つ。
そして、次の瞬間も持つ。
そのまた次の瞬間も。

その瞬間瞬間を集めたものが人生である。

首がちぎれかけた瞬間も笑っている人になりたい。その先どうなるかなど知らぬことだ。

ガンに向き合う…「休む」は生命の根源
大きな病を得たならば、いろんなしがらみから離れて、温かい家の中を懐かしい子宮の中だと思って、まるで胎児のように丸まって、無邪気に何も考えず、いつか子宮口が開く時を楽しみに待つ。それが「休む」ということだと思います。
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