不眠だけではありません。あらゆる症状は、気合で治せるというものではない。自力の気合をかけ過ぎると、かえって眠れないですよね。この気合によって、不眠から、あるいは様々な症状から抜け出られない方がどれだけ多くいることか。
まかせることです。誰に? この天地自然というものにです。そして、この体も天地自然の一部である (人工物ではない) ことを知る。体のやるがままにまかせる。
まかせるとは、良いことも悪いことも受け入れるということです。考えてみれば、この天地自然に我々はどれだけお世話になっていることか。たとえば空気がなければ一瞬で死んでしまいます。常にこの自然によって命を助けられている。一瞬一瞬が命拾いをしているのです。この自然は、常に僕たちの命の大恩人である。
そんな大恩人が、たまさかに頭を殴ってきた。その痛みを拒まぬことです。そういうつらいことは、100あるうちのたった1程度のものです。99までは恩恵しか与えられていない。そして、そんな大恩人が課してくる “1” には、なにか深い意味があると考えるべきです。この自分を成長させるために何か、深い意味が。
自力の気合で、 “深い意味” を無きものにしてしまう。その気合の行き着く先、その代表が「薬」です。もちろん使うべきときはあります。しかしその深い意味を考えることなくそれだけに頼るならば、短期の安心は得られても、長期的な安心からは遠ざかるばかりとなるでしょう。
でも大自然にまかせるって難しいですよね。だからその取っ掛かりとして、人にまかせる。信頼できる人です。たとえば自分が一番信頼できると感じるお医者様とか。それができたら、徐々に自然にまかせるトレーニングをすればいい。
まかせるとは厳しいことです。しかしそれが得られたときに真の安心は得られる。その安心によって、焼け付くような焦燥感は穏やかに消滅するでしょう。いままで、事あるごとに生んでいたその悪いもの、その悪いものを、もう何一つ生まなくなった。
これが、症状の消えるときです。


