整形外科

最期まで「生きる」

88歳 (女性) の、腰痛により寝返り困難となった症例を検討する。治療開始から2ヶ月経過したころ、画像に示す「足の爪」が正常なものに変化した。それと前後するように腰痛が軽減し、一時間の窯による除草作業が可能となった。
自分でできる健康法

「木火土金水」…五行と健康

この宇宙は、木・火・土・金・水によって成り立つ。同じく、この体も五行によって成り立つのです。それが、五臓六腑という考え方につながります。東洋医学とは、五臓六腑それぞれの性格を学ぶことです。その性格を端的に示したのが、木火土金水、すなわち五行です。
婦人科

月経と三陰交

胸痛の東洋医学的な症例検討である。ストレス・瘀血・月経・三陰交、これらの要素が胸痛とどのように関わるかを考察する。
東洋医学って何だろう

東洋医学の五行「木火土金水」って何だろう

五行と言えば相生・相克ですが、ここでは触れません。本ページではもっと基本的なことに立ち戻ります。木火土金水それぞれが持つ性質です。これを、臨床に沿う形で展開していきたいと思います。参考にしたい文献は「書経」です。
さまざまな病気の原因と治療法

てんかん…東洋医学から見た5つの原因と治療法

驚との関わり 素問の記載 今から2000年以上前の医学書、黄帝内経・素問に、すでにてんかんについての記載が見られます。素問によると、てんかんは「驚」との関係が深いとされます。 人、生而有病巓疾者.… 病名爲胎病.此得之在母腹中時.其毋有所大...
自分でできる健康法

脾はなぜ重要か…東洋医学の「土」の哲学

東洋医学では「脾」はもっと重要視されると言ってもいい。五行では脾は中央に配当され、土であるとされる。そして脾という字の「卑しい」という部分。これらが一つにつながって、本当に「尊い」ものとは何かを問いかけてくる。
Q&A

表証…カゼ (風邪・感冒) を治す意味

表証と呼ばれる概念の中にカゼ (感冒) があります。これを治療することは中医学の弁証論治の基本です。表証を見破り、慢性的な表証を治療することも大切ですが、もっと大切なのは、裏証を治療するためです。表裏は一枚の紙の表と裏で、一体のものです。
Q&A

数脈について

東洋医学的 (中医学的) に、脈が早い (数脈) のは、主に邪熱が原因です。また同時に正気 (陰・陽・気・血) の弱りであることもあります。詳しく説明します。
自分でできる健康法

自分と向き合う、体と向き合う

自分に向き合う。これを東洋医学的に言い換えれば、「心神」 が「肝魂」に向き合う姿だ。これは、反射的行動 (肺魄) に反映される。 心神と肝魂は表裏一体、協調して「こころ」を形成する。 反射的行動は、その人の「生活習慣」に大きく関わる
Q&A

先天の気・後天の気を補充するには

先天の気 (腎) とは生まれながらに持っている生命力です。後天の気 (脾) とは生まれてから獲得してゆく生命力です。生まれながらに体が弱い場合、それを強くする方法はあるのか。東洋医学の考え方をご紹介します。
Q&A

三焦とは

たいへんいいご質問があったのでご紹介します。 【質問】三焦とはなにか。西洋医学的な見方をしてしまうためか、分かりづらい。 【回答】これは東洋医学でも見解がまとまっていません。僕に分かるだけのことしかお答えできませんが、やってみます。 三焦は...
Q&A

遅脈について

徐脈のことを中医学では「遅脈」と言います。気と血の関係から、遅脈が生じる理由を説明します。
自分でできる健康法

東洋医学を勉強しよう

東洋医学では、どのように人の体を、そして心を捉えているのでしょう。とっつきにくいこの学問ですが、それを理解できたならば、今までとはまったく違った病気の成り立ちに気づくことができるかもしれません。ご一緒に勉強しましょう!
皮膚科・アレルギー科

汗疱 (手足の湿疹) の症例

アトピー性皮膚炎で悪寒を伴うものは少なくないが、本症例の「汗疱」でもそれが見受けられた。東洋医学的に見て、悪寒は寒邪によるものである。一方、皮膚の炎症は邪熱によるものである。両者はどのように関わり合うかを中心に中医学的な症例検討を行う。
東洋医学って何だろう

経絡って何だろう

体には経穴 (ツボ) があります。それをつなぎ合わせたものが経絡です。経穴は点で、経絡は点が集まった線ともいえます。少なくとも2000年前には、その概念が出来上がっていますが、物質的にとらえることができません。その本質に迫ってみましょう。
東洋医学って何だろう

罷極とは… 疲労って何だろう

肝は罷極の本、これは《素問・六節藏象論》の有名な言葉です。罷とは強い力をダラッとさせる。極とは平気な顔をしながらも耐えている。これは字源から得られる字義です。疲労という漠然とした概念に、ハッキリとした輪郭が見えてきます。
新型コロナ

新型コロナウイルス偶感…流行の意味するもの…東洋医学的見地から

以下の記事は'20年の3月初旬に記したものです。いま読み返してみても使える考え方だと思います。むやみに恐れたり、なめてかかったり、どちらもよくありません。だんだん現実味をおびてきた長期戦に、相手の正体がわからないまま、闇鉄砲を撃ってもしかた...
自分でできる健康法

自分でできる4つの健康法 …正しい生活習慣を考える

健康とは自然な現象です。病気は不自然です。病気はして当たり前…などと思わないでください。健康が当たり前なのです。 生活習慣が健康をつくり、また病気も作ります。夜更かしが続けば体調を壊すでしょうし、そうでなければ何も起こらないでしょう。 では...
東洋医学って何だろう

三陰三陽って何だろう

五臓六腑と三陰三陽を同時に説明した図を掲げて説明します。一個の生命の枠にとどまらない、壮大な構図です。六尺足らずの人体のバーツとは次元のちがう概念です。
心療内科・精神科

発狂の症例

急に大声を出したり、外に飛び出したり、理性の効かない状態での異常行動を主とする病証を、中医学では狂病、あるいは癲狂という。鍼灸による狂病の症例を検討する。
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