東洋医学って何だろう 奇経八脈って何だろう <後編> 陰維脈。陽維脈は一年の陰陽を支配します。夏場は活動的に、冬場はゆったりと、この陽と陰とのメリハリが、健康に直結します。 陰蹻脈・陽蹻脈は一日の陰陽を支配します。昼は活動的に、夜は早く床につく、この陽と陰とのメリハリが、健康に直結します。 2022.02.12 東洋医学って何だろう
ご来院の皆様へ 堤防と避難訓練 今般はやりの癘気 (れいき) について。 うつることを「前提」として考える必要がある。 こういう考え方は、持っていく所によってはものすごい批判を受けます。 どんなに強固な堤防でも、決壊するときは決壊します。だからこそ、決壊を「前提」とした避... 2022.02.08 ご来院の皆様へ
さまざまな病気の原因と治療法 めまい…東洋医学から見た6つの原因と治療法 東洋医学 (中医学) のめまいの病理について説明します。めまいは、1.陰虚陽亢、 2.肝火上炎、 3.腎精不足、 4.痰濁上蒙、 5.瘀血阻竅、 6.気血両虚、 に分類されます。 2022.02.06 さまざまな病気の原因と治療法
東洋医学って何だろう 奇経八脈って何だろう<前編> 奇経八脈とは何か。教科書を丸覚えするのではなく、その概要、つまり臓腑経絡との位置関係を知ることが大切です。 ・任脈 ・督脈 ・衝脈 ・帯脈 ・陽維脈と陰維脈… あわせて両維脈ともいう ・陽蹻脈と陰蹻脈… あわせて両蹻脈ともいう 2022.02.05 東洋医学って何だろう
東洋医学って何だろう 五臓の図形化… 球形をイメージする 東洋医学を勉強してみたが、イメージがしにくい。そう感じる方は少なくないと思います。それは当然のことでもあります。 なぜなら、東洋医学で説かれる内容は、実用を中心に説かれているからです。ふつう、自然科学は実体あるものを物質的に説明します。 2022.01.30 東洋医学って何だろう
さまざまな病気の原因と治療法 癥瘕 (子宮筋腫・卵巣嚢腫・子宮内膜症・子宮ガンなど) …東洋医学から見た原因と治療法 癥瘕 (ちょうか) とは、女性の下腹部に、腫塊・脹り・膨満・痛みのあるものを言います。現代でいう子宮筋腫・卵巣嚢腫・チョコレート嚢胞などの子宮内膜症・子宮がんなどを示す概念です。中医学ではこれらをどのように捉えているのか、詳しく説明します。 2022.01.22 さまざまな病気の原因と治療法
自分でできる健康法 奇跡って何だろう 信じられない話があります。肝臓という臓器は、4分の3を切り取られても、元どおりに再生するというのです。僕だったら?確実に死にますね。 仮に生き延びたとしても、手が生え足が生え…などあり得ないことです。そんなことがもし起こったら、それは奇跡で... 2022.01.18 自分でできる健康法
用語集 乾姜 (かんきょう) とは 中医学では、乾燥した生姜のことを「乾姜」と言います。性味は、大辛・大熱で、“辛熱燥烈” と言われます。ひどく冷えに傾いたものを、強い力で元に戻します。ただし、陰虚・実熱には禁忌で、決して万能ではありません。 2022.01.14 用語集
総合診療科 足の冷えと痰湿… “治未病” のフェーズ 60歳。男性。健康管理のために定期的に来院されている。 年明けの1月7日。 いつものように、まずは体の診察から。 何から診るかというと、4日の診療開始日から、みんな同じように出ている “あの反応” からだ。うん、やっぱりこの患者さんにも同じ... 2022.01.12 総合診療科
東洋医学って何だろう 太極図は立体球 太極図は平面図で描かれますが、本当は球形であると考えています。地球に地軸 (自転軸) があって、それを中心としてぐるぐる回転しているように、太極図も回転しており、「太極球」も回転しています。 2022.01.09 東洋医学って何だろう
ご来院の皆様へ 癘気にエサを与えないでください! 脾が弱ると痰湿が生じる。痰湿は臭く、汚く、ネバネバしている。こういうものを、虫は好む。最近、これをエサに大繁殖している虫がいるなあ。癘気 (レイキ) である。これ以上の流行を食い止めるためにも、この虫にエサを与えてはならない。 2022.01.05 ご来院の皆様へ
用語集 癘気 (れいき) とは 癘気 (レイキ) とは、強烈な感染力、つまり強い伝染性と発症力をもつ外邪のことを言います。 外邪とは、気候や時候の変動のことです。人体に影響を与えて発病させます。さまざまな発病パターンがありますが、カゼはその代表です。 外邪って何だろう を... 2022.01.05 用語集
用語集 熱毒・湿毒とは ▶︎熱毒 “熱毒” には、①病邪名としての熱毒、②病名としての熱毒 がある。 ① 病邪名としての熱毒・突然発生する強烈な暑熱。・火邪・熱邪が郁結して毒となったもの。あるいはその性質を持った病原菌・ウイルス。 火邪 (熱邪) とは << 外邪... 2022.01.05 用語集
天人合一 日本東洋医学発祥の歴史 562年、東洋医学 (中国伝統医学) は、智聡 (チソウ) によって日本に伝えられました。智聡は呉人 (クレヒト) であるため、呉人の居住地区である呉原 (クレハラ・奈良県明日香村) が、その舞台となったと推定されます。詳細をご紹介します。 2022.01.02 天人合一
心療内科・精神科 ストレスによる食欲不振… ごはんと息の通り道 予約の日はまだ先だが、当日電話があって急きょ来院。何かあったかな。 まず望診する。顔面の気色が全面で沈んでいる。強度の疲れがあることを示唆する。舌をみる。白膩苔。いつもより明らかに分厚い。 日数的にもう生理直前だ。しかし三陰交に「血の充実」... 2021.12.29 心療内科・精神科
血の弁証 血熱証 血熱証とは、臓腑の火熱が盛んで、その熱が血分を犯した状態を言います。血分とは、温病 (外感病のうち熱邪が犯したもの) での衛気営血弁証 (衛→気→営→血) の中で、最も深い病位です。この弁証法は、内傷病においても応用されます。 2021.12.25 血の弁証
消化器内科 (肝臓科) 子供の胃食道逆流症 6歳。女の子。定期的に診ている。2021年12月のある日の臨床。 いつものように、目視で診察する。子供の場合は望診で行うことが多い。たまに確認のために手で触れて診ることもある。 四診とは…望診・聞診・問診・切診 をご参考に。 上巨虚に邪が出... 2021.12.21 消化器内科 (肝臓科)
ご来院の皆様へ 冬至と血熱 冬至である。この時期は複雑だ。 11月ごろから、合谷に反応が出なくなった。合谷は、多くは気分 (比較的浅い病位) の反応を見る穴処である。合谷に限らず、全体的に穴処の反応が静かである。 そのかわりに注目しているのは右膈兪 (右八兪も) であ... 2021.12.21 ご来院の皆様へ